2011年12月31日土曜日

今年二度目の福島入り。その3

はっぴーあいらんど、会場内で橋本先生の健康相談を受けました。

今回のオーラソーマハートプロジェクト、初日はスタッフ5名で、来客対応で昼ごはんが食べられなかった人もいたというのに、ちょっと不謹慎な体験かもしれませんが。
アースデイちばのノリで、「スタッフもユルく楽しもうフェスティバル!」スピリットが働いたおかげです。
いや…。プロジェクトに参加した皆さんの大きな器のおかげです…。

自然医学放射線防護情報室を立ち上げたばかりだそうです。
http://blog.canpan.info/miharu1126/archive/24
「普通の病気も、放射線対策も結局は一緒なんだよね。」
と淡々とつぶやきながら、LET(ライフエネルギーテスト)開始。
どこか悪いという症状はないんです。すみません。
とことわりつつ、福島に来る前日から少し喉に違和感があり、今もずっと続いている。と伝えたところ、たしかに甲状腺にのみ、反応。
女性はのどぼとけがないから、こりこりした手ごたえはないのだけれど、固いらしい。
結果、ヘルペスウィルスではないか。
セシウムにも反応してる可能性もある。
という診断。
ウィルスについてはどうってことないそうです。
ヘルペスウィルスは皆持ってるから。
千葉に住んでたら、多少影響受けてるよね。
そういう意味では、変わらないんだよ。と。

こうして、ちゃんと測定して結果が出たことはとっても貴重な体験。
LETは一日講座参加すれば誰でも人にもできるようになるそうです。

身体に合う植物も調べてもらい、私はビワでした。
ビワの葉茶は一時期毎日飲んでたし、千葉は産地なので安く入手も手軽。
そういう、地産の薬草と、冷え対策。
薦められたのはそれだけです。

ちょうど帰りのバスでご一緒したMさんが鍼灸師なのも偶然なのか。
後で拝見したブログがとても興味深いのでシェアさせてもらいました。
ご本人いわく、「マニアック」だそうです。
私も全部理解できてるわけではありませんが(笑)
同じような喉の違和感を共有していたので。
ちなみにプロジェクトのリーダー役をしてくださった方も、同じように喉に違和感があったそうです。

http://blog.goo.ne.jp/pieria/e/686d789222c0c265e0514eb537983b27

見えなくても、こうして表れた放射線による反応の自覚と、共有体験。
自身の健康はもちろんですが、同じ時間を生きている若い人たち、
自分の子供たちへ、これからどうしていくのが良いのか。
むやみに恐れようと、避けようと、
皆に同じことが起きてるのなら、
やたらに恐れず、抗わず、
冷静に、できるだけのことをしていこうと思います。





今年二度目の福島入り。その2

初日のはっぴーあいらんどフェスは、13時スタート。
http://blog.canpan.info/happyisland/
会場の熱気が伝わる写真やレポ―トです。
ステージ裾で、宴舞を終えて涙ながらにここへ来れて良かったというコメントを聞いてると、こっちまでうるうるしてしまう。

ステージと出展会場は同じホール内なので、ところどころ大きな音響で話し声が聞こえにくくなるというのはありましたが、突きあたりを背にした部分をすべて使えるレイアウトで、ボトルを並べても充分なスペースがありました。
声が聞きとりにくいときは、会場を出たすぐのソファで続けましょう。
と言ってたのは、私たちだけではなかったようで、
かつてお世話になった銀河のほとりのブースで、代表の有馬さんに挨拶をしに行ったら、今日ははしもと治療院さんもいらしているとのこと!
これはラッキー。と思い、橋本先生を訪ねると、やはり健康診断するときは会場の外に出てますと。
せっかくなので予約をとってみることに。
橋本先生の著書は、以前このブログでも書きました。
http://isetorathethird.blogspot.com/2011/11/blog-post.html




スタートして一番先にいらしたのが、カメラを手にした男性でした。
今回は若い女性ばかりでなく、幅広い年齢の方がボトルに触れていかれたことが印象的で、特に小中学生のダンスチームなどが、好きなボトルを持ちかえっていく姿は嬉しかった。

「震災被害を受けた子供たちは、今年のクリスマスはどうやって過ごすのだろう?」
「その親たちは、どうやって子どもたちを楽しませるんだろう?」
迷いつつ参加表明したときのこの思いはちゃんと達成できたなあ。
と、見知らぬ子供たちに、地元の子供たちの姿を重ね合わせる瞬間がありました。

子供に限らず、「選んだボトルがご自身なんですよ。」と伝えると、それぞれ嬉しそうに瞳を輝かせてたり、うるうるだったり、握って離そうとしなかったり。と、大人の表情も、子供たち同様に無垢な瞬間がありました。

福島在住の方に、無料でボトルを配るのを目的で日本中、いや世界中から集められたボトルたち。
短時間ですが、充分にお役目を果たす姿を見ることができました。
これって何?水?というレベルから、こうした場所で初めてオーラソーマを知ることができた人は幸せです。

帰りのバスの時間から、あと30分くらいで会場を出ないと…。
と思ってた矢先、健康相談の順番が回ってきました。

放射線の影響も調べてもらいました。この先は、その3に続きます。






2011年12月24日土曜日

今年二度目の福島入り。その1



年末の道路状況により、高速バスは15分程度の遅れで、今年二回目の郡山駅着。
恐らく、復興へのプロジェクトではないかと思われる、駅前はイルミネーションで輝いていました。
忘年会シーズンでたくさんの人々で賑わい、活気づいた夜の街でした。

ボランティアイベント参加といえど、磐梯熱海は温泉地。
着いた宿は貸し切り風呂があり、さっそく満喫。
実際に、化粧水としても販売されているだけに、泉質のしっとり感はまさに化粧水のようでした。

結局、目覚めてから向かった大浴場も貸し切り同然。
この日の朝は、夜中からの強風で、山の何かが風に当たるのか、ががが!と激しい轟音。
木も屋根も吹き飛ばされそうな勢いで、こんなときの露天はどうか。
と思いつつもチャレンジすると、やっぱり温泉て素晴しい(笑)

そもそも、湯が流れるせせらぎの音と湯けむりだけでも充分癒やされますが、巻き起こる強風で様々な表情の湯気、風でさーっと落ちる雪、ぼんやり眺めるうちに、
「この世のすべては四大元素でできているってこれだあー。」
と思い、私の回りには、蒸気の天使と雪の天使と風の天使たちがいるってことだなあー。
などと考えてるとだんだん楽しく、気持よくなってきて、普通の人にとっては軽い湯あたりと思われる症状が(笑)




温まった身体で外に出ると、強風で諦めかけていた散歩プロジェクト?に挑戦したくなり、持参した全ての防寒グッズを身につけ、いざ。けやきの森と源泉神社へ。向かい風の中、徒歩約15分。

地図で調べたけやきの森周辺は、川を越えて山あいの景色のみ。
コースに入ると延々、上り坂。すでにうっすらと雪が積もっている山里の道。
頭からすっぽりフードをかぶり、だんだんと息が切れてはあはあしてると、
「忍びの者か…。時代劇かよっ」
と一人突っ込みしたくなってくる。止める人がいないので、ずんずん進んでは息が切れて休み。を景色を眺めながら繰り返す。


見ての通り、保護林のけやきの森とはいえ、ただの冬木立ちでした。

下りはあっという間。

源泉神社に着くも、ここは日が差しておらず階段が凍結している。しかも上がってみたらお稲荷さんだったので、いたずらしないでね~。と心で祈りながら合掌、即退散。


散策コースを出たところにちょうど足湯があり、これまた誰もいないところで一瞬の極楽タイム。
轟音とともに荒れ狂う強風で、徒歩の人はぱらぱら。道行くドライバーから見てて、私の姿はどう映ったのか?

あれ、そしてボランティアはどうなったの?
と言いたいところですが、ちゃんとこの後、イベント会場に11時入りしました。

長くなったのでこれにて。次回に続きます。

2011年12月15日木曜日

リムスキー・コルサコフのシェへラザード

http://www.youtube.com/watch?v=NZKlFcjHBZY&feature=related

好きな音楽を楽しむ日々が復活したのはまだここ数年で、おかげさまでウェラーフィ―バ―再燃後に復活したけれども、311にちょっと変わってしまった。
それがどう変わったのか。うまく言葉にして伝えられない。基本的には何も変わらないのだし。


でも、クラシックを聴く習慣ができたのが、311以前には全くなかったこと。
新品中古CDを買いあさり、レンタルショップに通うことがずっと続いていたから、今年はCD買う機会がぐっと減るだろう。と思ってたけど、後半からはちびちび買ってた。
ちょっと振り返ってみると、ざっとではありますがフーやドアーズ、コステロ、ギャラガ―兄弟、ローゼスなど。特に路線が変わった風でもなく。ずっと気になってたライ・クーダーのブエナビスタソシアルクラブなんてのもある。

しかし、クラシックCDを買ったのは我が人生初。
FMで聴いたこれが忘れられない。作曲者の「リムスキー・コルサコフ」という言霊が気になって仕方ない。
そしたら、11CDで2253円というのを見つけて即購入。円高差益なのでしょうか?
「French and Russian Music 」Sergei Celibidache


これを聴いてたら、クラシックギターやってた息子が、「これはアラビアンナイトだからね。」と教えてくれた。
そうか~。だから航海のイメージがあるんだ~。ふむふむ。
しかし、実際どんな物語だったか。もちろんちゃんと読んだことない。記憶にあるのは、小学校でやった学芸会がアラビアン・ナイトで、その頃よくTV放映で手塚治虫のアニメ映画「千夜一夜物語」をやってたな~ということだけ。手塚マンガが大好きだったから、一生懸命見たけどなんか、大人向けのアニメでエロい場面が連発なので、スト―リーなど覚えてない(笑)
ちょっと調べたら、妻の不貞で人間不信の王が、処女を招いては殺し続け、3000人めに選ばれた姫が毎夜語った物語だそうな。このおかげで姫は殺されずにすみ、王と3人の子をもうけたとか。
ふと頭に浮かんだのは、「百万回生きたねこ」の絵本であり、またこれは新しい建国のありかたを象徴しているのかな~とも。

ともかく、お時間ある方はyoutubeでどうぞ。第1~4楽章フル演奏、およそ一時間です。

ちょうど、ログ展の準備から終了まで、ずっとこの「シェへラザード」ばかり聴いていました。

2011年12月11日日曜日

ボックスセット


「アート三重奏」参加による体験と様々な思いは言葉に尽くせないだらけ。

遅くなりましたが、主催者他スタッフの皆さん、講師の方々、ご一緒した生徒の皆さん、駆けつけてくれた、もしくは駆けつけたかったと意志表明してくださった皆さん、全てに感謝です。

展覧会の会期中、またその後の忙しさもあって、いまだ整理しきれていない感覚です。
整理整頓がこの場でできますよう。ちょっとづつやっていこうかと思いますが。

ひとまず、本展が意外に面白かったので、ご紹介。
「瀧口修造とマルセル・デュシャン」
まず思いのほかボリューム満点。
「実験工房の作家たち」
こっちも見たから余計なのですが。でも見るなら両方見るのがおススメ。

瀧口との偶然の出会いから、死後もなお一生の友となる過程まで、ぐぐっと引き寄せられました。
勝手に受けた印象ですが、ゲージュツ家の中でもわりと彼らは地に足がついてる?
というか、食うためのバランス感覚がいいというか、そのためかある意味、芸術活動に没頭せず、評論や執筆、デザイン業に傾いても一時代築いてるし。
純粋なアートも、産業としてのアートもそつなく表現できる、淡々として器用なところが、逆にものすごく痛々しいのでした。
この痛々しさが、二人の引き寄せの法則になったのかも。というか。

デュシャンのコレクション的な、色んなボックスセットが、存命また没後も次々と紹介されていて、これを見るのがなんだかすごく面白かった。ある種の快感。
これ、並べるとちょっと似てないでしょうか?


左がデュシャンの「トランクの中の箱(特装版)」。
右がThe Whoの「QUADOROPHENIA スーパーデラックスエディション ボックスセット」

未完の「大ガラス」を模倣したプロジェクト「大ガラス、東京バージョン」の制作風景も面白かった。

興味のある方はぜひ。
あ、こうして紹介するくらいなので、右はもち買いました。

昨夜は見事、惜しげもなく姿を見せてくれましたねー。
けっこう酔っぱらってたので、「お醤油で焼いたおせんべいみたいー」
と叫んでしまいましたけど。













2011年11月26日土曜日

Art and Heart

宣伝をふたつ。

お世話になっているカリグラフィー教室のある、ログ・アトリエさんが10年ぶりに合同展覧会を行います。
生徒として、2作品を出展します。

絵画・銅版画・カリグラフィー ログ・アトリエ 「アート三重奏」
http://www.log-atelier.co.jp/tenrankai.html

そもそも、人目につくことが目的で始めたわけではなく、
子供の頃から、授業中にノートや教科書の隅っこに、小さなイラストや連続模様、今でいうところのフォント(当時はアナログだったので、レタリングとよく言っていた)など、
いたずら書きばかりしていたことの延長ということで、スタート。
ただ技術を学べば、そのぶん上手く書きたい欲望は生まれるので、
とりあえずきれいな文字が書きたいがために続けて、人目にさらすとなれば、投げ出さずに仕上げることが、まず目的ということで。
たぶん、なんか書いてないと気が済まないのでしょう。

今回は、ふたつともコラボレーション作品。
ひとつは、広野町のモノクロ撮影写真に直接、カッパープレートで書き込みました。撮影者は知人でプロの方。
Paul Wellerの曲「Kosmos」の歌詞の一部を引用。

もうひとつは、母のボタニカルアートに合わせた、イタリック体。
小さな記念アルバムのような仕上がりにしたくて、実際に額変わりに写真台紙を使いました。

そして、こちらの会場の、「AURA-SOMAハートプロジェクト」に参加します。

「はっぴーあいらんどフェスティバル」
http://blog.canpan.info/happyisland/

参加表明はしたものの、会場での役割はまだよくわかってないのですが、
311以来、集まったプロダクツを、被災者の中で必要としている人たちに配るという趣旨です。
仕事を連日休めないので、23日だけのお手伝いです。

大地震と大津波で大変恐ろしい思いをしたうえに、原発事故の影響でさらに大変な思いをして、
世間の様々なおしゃべりに心を痛めていて、それでもこうしてイベントに乗り出すエネルギーは、
想像を超えています。
自分自身、ここ数カ月色んなことで疲弊した時期もあり、
人の集まる場所に長居できないと判断して、一度参加をお断りしましたが、
ひと山越えて、いける。と勢いで判断。


少し前までは子供たちのクリスマスイベントで、この頃に家を空けるなど考えられなかったけれど、
今はもう、すっかり大きくなっているわけで。
もう少し細かく言えば、家庭ではささやかなクリスマス用の夕食を揃え、
保育所や学校、子供ルームや町内の子供会などで、イベントのために奔走していたのが、
一昔前。

今年、被災地の子供たちはどんなふうに、クリスマスを過ごすの?
ささやかなホームパーティーや、クリスマス会の準備に忙しかったお母さんたちは、
どうやって、子供たちを楽しませようかと考えるの?

数十年前のこの曲が、すぐに思い浮かびました。
http://www.youtube.com/watch?v=w5cX_ncZLls
"Do They Know its Christmas ?"











2011年11月12日土曜日

「手当の茶の間」に一票。

以前、アースデイちば参加の際に、相馬市震災孤児及び被災者奨学資金義援金に寄付と書きましたが、送り先を変更することにしました。

もちろん、この送付先についてはなにも問題がないとして、当時は選んだわけですが、その後の義援金という形の寄付金の流れに対する不安感(本当に、私たちが納得できるような寄付報告がなされるのか?速やかに被災地もしくは被災者に使われているのか?どのように使われているのか?)が強く、そうした本来の思いから逸れ始める自分の気持を抑えてしまうのはいかがなものか?

そうした感覚が、何カ月も続くため、ずっと保留中だった送り先。
代表者の顔が多少なり見えるところ
使われる意図がある程度見えるところ
少額な寄付金が、それなりに細やかな部分で使われるであろうと想像できるところ
という判断のもとで変更となりました。

実際、少額であるからこそ難しいということでもあるのですが。

http://plaza.rakuten.co.jp/ginganohotori/diary/201110250001/
「手当の茶の間」という活動をしているのは、はしもと治療室さんと、須賀川でお世話になった銀河のほとりさん。

「自然治癒力を高める快療法」橋本俊彦・橋本雅子

はしもと治療室さんの他の本はまだ読んでないのですが。
この本は、2011.3.10に、再編集されて発行されています。
そして今、放射線の健康被害から身体を守るための活動をされているのは、驚くべきタイミングです。

以前は健康産業で働き、美容や健康情報を得る意味多少勉強してきた経験から、自然療法や民間療法なども関心はありますが、医学的な視点と、スピリチュアルな観点が混同されず、なおかつわかりやすく熱意が感じられ、その上押しつけがましくなく、読み手の自立心を尊重する本というのはなかなか厳選されると思いますが、そうした条件を満たす内容だと思います。

まず響いたのが「身土不ニ」「一物全体」など、マクロビオティックというしゃれた横文字に隠れてしまいがちな、古来の言葉。
健康ブームの裏側に潜む過剰摂取にも、「引き算健康法」という排毒のしかたを示しており、こうした体内の排泄機能を正常化させる治療が、放射線被害の不安と長期間向き合うことを強いられる全ての人の参考になり、すでに3.11以降の活動は進められているとのこと。

これで、なんとか年内に納められてちょっとほっとした。
まだまだ、これからですが。


2011年10月29日土曜日

やきとりはカマキリに食べられてしまわないよう気をつけて。


カマキリ嫌いな人ごめんなさい。こちらは朝蜘蛛騒動の3日後のことです。
なんでここにいる!?と叫ぶ母の声のするほうに行ったら、食卓でこんなことに。
絶対、肉のほう向いてるんだよね…。カマキリって、焼き鳥食べるんでしょうか?
なんて、流暢なことを思う場合ではなく、もちろんこの後はプラのカップで生け捕り、家の外へお引き取り願いました。

虫の知らせとか、言い伝えなんでしょうけど、クモといいカマキリといい、皆さんどんだけ知らせたいちゅうねん。

と、そこへ新月を過ぎ月齢二日目にして、ノエル来日チケット当選のお知らせ!
運転中の車中でクモに襲われる確率や、我が家の食卓の焼き鳥がカマキリに襲われる確率と、
チケット当選の確率はどんなだ。

なんだか久しぶりにテンションが上がり、昨日まで心折れそうだった描きかけのカリグラフィーも、この勢いを利用してどうにか完成。心どころか、リアルに制作中、一本しかないペン先が折れて、作業が強制終了したときは、何度もくじけたなかで、最も激しくくじけたものでした。

この一年は殆ど、カッパー体。他の書体を描くと、このペンのくせを忘れてしまいそうで。
ペンに限らず、道具はみなそうなのだろうけど、ペン先と仲良くできないときは上手く描けない。
そして絵具の濃度。すごい扱いづらかったときもあったけど、とってもいい勉強になった。

完成間際は、よく連れ添ってくれたペン先君との別れがちょっぴり惜しくなり。
と同時に、よーしこれからはようやく、イタリック体に移行できる。と、肩の荷が下りたような気も。

次はどんな虫さんが現れるのか。ともかく無駄な殺生は控えるべし。ですか。



2011年10月20日木曜日

運転中はなにがあってもハンドルから手を離すな。

今朝の通勤、命の危険を感じるドライブでした。
こういうとき、不慮の事故って起きるのかな。山道ならありかも。

コントにあるようなシチュエーション。本当に起きるのですねー。

運転中の車内、ハンドルを握る右手側、目の前に突然、つつーっと降りてきたのはおそらく全長10センチほどの、縞模様の蜘蛛。手の上、数センチのところでフラフラと揺れている。
すぐ後ろに後続車がいなくて良かった。その瞬間、相当おかしなアクセルワークとハンドルさばきだったに違いない。
こんな状況でおいおい!とりあえず、無抵抗な顔か手にべたっ!!っだけは避けたい一心で、右手はそのまま、左手でひざかけを握りしめ、窓方向に振ると、運転席側のドアポケットにすっぽり落下。やつもびっくりしたのか、じっと動かない。
数秒後、信号が赤になる。このすきにドアを開けるが出ていく気配なし。再度、ひざかけを渾身の力を込めてドアの外に向かって払うと、数回めにようやく降車。とっさの無理な体勢で、腰回りが攣りそうになるがようやく、車内に平和がおとずれる。

ことわっておくと、虫嫌いではありません。どちらかと言えば、子供の頃は友だちレベルでした。カエルもトカゲも、今だ手で捕まえることができるし、カブトムシを見ると、ちょっと飼ってみたくもなります。ショウリョウバッタは、今でも見つけるとつい捕まえたりみたりもします。が、クモは3センチ以内が限界です。害虫ではないとわかっていても、部屋に入ってくるのは勘弁です。

ここまでの思いをしてもやはりまだ、「朝蜘蛛は縁起がいい」と言えるのでしょうか…。

2011年10月16日日曜日

Rose and Noel

ノエル、来日決定だそうで。チケット入手は運だめしとなるか。
解散後、先に弟君のファーストが出て、Japan Benefit Gigでイイ奴だなあ、リアム!という動機で、発売後しばらく経ってから手に入れたときとは、だいぶ違う気分。

今年は内も外も、動きが激しくて震災後から、ずっと最近まで積極的にロック聴こうって気持になれなかったけれど、ウェラーとノエルの新譜だけは楽しみにしてたから。ノエルのは、発売日に届いて早速試聴開始。今のとこ、毎日ローテーション。


そもそも、私はたぶん、オアシス好きの中でもちょっと特異なんだろうと思うのですが、名盤「Morning Glory?」を除けば、後期の音が好き。そしてこのソロを聴くと、そうかあー、こういうのがしたかったのかあ。って気持になります。キャリアから考えても、もし解散しなくても、ソロの構想はずっとあったのかな、って気持にもなります。

良いか悪いか、好きか嫌いか、はともかく、聴いてて色んな場面が思い浮かんで、いくつもの感情がふっと湧いてくるのは、自分にとっていいアルバムの証拠なんじゃあないかと。たぶん、本人の自筆であろうタイトル。字、下手っぽいのもノエルらしい。ウェラー意識したのかなって思うけど、兄貴はこうしてみるとわりと字が上手いのかも。

ヘビロテの予感はこちらにも。

スキンケア業を卒業後は、一年くらいAura SomaのAEOSをトータルで使っていて、使い心地になんの不満もなかったけれど、クレンジングだけはどうも、濡らしたコットンにオイルをなじませふき取る。というのがいま一つ。ちょっと敷居が高かったのを思いきってクリアして、Juriqueのクレンジングを通販で入手。
最近気づいた、使っていいスキンケアの特長。使用後しばらく、掌がぽかぽか暖かくて、柔らかくなること。香り、テクスチャー、そしてこの感覚。なので、使った初日にわかる。
内容成分へのこだわりも、AEOSとJuriqueにはあまり隔たりがなく、相性もいい。

クレンジングがいいとなると、色々試したくなるのが人情で、ラベンダーミストとローズボデイクリームのうち、ボディクリームをお試し中。
デコルテラインが赤くかゆくなってしまい、ケア製品の成分によっては悪化してしまうので、いいクリームがほしかったのだけれど、これ、かなりです。
そもそも肌荒れの原因は複雑で、疲れやストレスが引き金になることも多いので、仕事中でもほのかに立ちのぼる、この香りにはすっかりヒーリングされてしまった。

気づけばまるでプロモのようなブログ(笑)ノエルも、ジュリークも。

2011年10月10日月曜日

これがぼくの心臓の音


「トーマの心臓」
油断した。泣けてしまった。およそ30年ぶりの再会で。
しかし、人の記憶って不思議なのは、子供の頃あれだけ読みふけったはずなのに、ストーリーを忘れてしまってること。
…というか、当時まだ小学生だった私が、何年読みふけったって、せいぜいが中学生。
大人になった自分が、再読するだけの価値のある作品。そうめったにない。ろくろく理解もせずいたとはいえ、この作品に出会い、多大な影響を受けたと思われる幼き我が感性、誉めてしまいます。

我が家では、プチ萩尾望都ブームが再燃。こないだ久しぶりに会った22の娘が、急に「ポーの一族」が読みたいと言うので、それならば、母さんは「トーマの心臓」買うので、読みあいっこしよ。ということになり。
たぶんもう、10年くらい前に、「11人いる!」は面白いからおススメ。とこの娘に読ませたら、いいね!王様ってかっこいいよねー。母さんはフォースが好きだったなあー。などと、萩尾マンガトークで打ちとけ合ったこともあり。

しかし私はそうそうマンガ読んでもいられず、娘は他に読みたいマンガがたくさん。
久々の再燃で、感涙できるとは。
もう一人の高校生の娘のほうは、まだ萩尾望都を知らないので、「BLの古典だから、読んどいたほうがいいよ。」なんてススメた自分が今じゃ恥ずかしい。むしろこれが古典であるなら、BLものって、深すぎる。

舞台でもある、遥かなドイツに思いを馳せるタイミングに、ドレスデンからの写真も届きました。


2011年9月9日金曜日

「一人称」で


ウチのSUZUKI SWIFT君が今日入院しました。
およそ3年間、これといった支障もなくて、毎日元気にがんばってくれていたし、
この夏は引っ越し屋さんや配送の代行もしてくれて、小さい身体で意外に荷物運びも頼りになり、
ずいぶん助かっていたのだけれど。

ドライバーの夏バテより、よほど深刻で1週間強の修理期間がかかるとのこと。
ある日突然、アクセル踏んでもなんだか進みが悪く、最初は自分の足の裏の感覚がおかしくなったのかと、我が身を心配したのだけれど。
エンジン異常のマークが点灯するや、アクセルペダルを深く踏み込んでも、スピードが数秒経ってないとついてこない。
しばらくは信号待ちやカーブ時に不安定だったのが、だんだんに直線でも、止まりそうなエンジン音がする。
ディーラーに持ち込みすると、ATセンサーの交換と、CVTの不具合があり、部品交換するとのこと。

CVTって、そんなに故障するんだろうか?と気になるところですが、保証期間内ということで、メ―カ―もち。でもATセンサーは3万近いのでいたたたです(泣)
そもそも、CVT搭載のスイフトが本格的に出回りだしたのはおそらく3年前くらいで、当然保証期間内なのでしょうけど。


こういうときは、あれこれいっぺんに慌ただしく、うかうかしていたためにオーラソーマプラクティショナー更新の期限があぶなくて失効しそうに。今年はちゃんと写真貼って更新しよう。と知り合いの写真スタジオへ。

スタジオは千葉神社のすぐ近くにあり、一度もきちんと御参りしたことがなかったので、散歩がてら参拝に。
ちょうど戌の日ということで、若い夫婦連れや、御宮詣りの参拝客もちらほら。

門には立派な六角の柱があり、きれいな干支の彫り物がしてあり、
うさぎ好きとしてはやはり、今年の干支を撮ってきました。

6方向それぞれに宮があり、「震宮」と記されたうさぎの足元の絵は、大地ではなく、波だった水。その上を駆ける2兎…。

ちょっと、意味深な描写でした。

311からおよそ半年。911が近づく頃ですが、ドキュメンタリー作家の森 達也さんという方の、ショートインタビューが印象的でした。
記事はパルシステム生活協同組合が発行している、「のんびる」という雑誌の9月号で、パルを注文するさいに定期購読をしています。押しつけがましくない、スローライフやボランティアを紹介する構成の中で、この記事は少し色合いが違っていました。

ご本人の体験をもとに書かれたもので、ご参考までに

http://www.the-journal.jp/contents/newsspiral/2011/04/post_751.html

インタビューのタイトルは、
『自分の中の「後ろめたさ」を大事に、「一人称」で考える。』

~3/11を境に私たちは、多くの犠牲になった方々を弔いながら、これからの暮らしについて、釈然としない気持のまま答えのない日々を送っているようにも思えます。~

の冒頭文から続いて始まる森さんの言葉の、後半部分だけ、引用させていただきます。



~~3/11以降、自分たちの冷酷さに、多くの人たちは気づいてしまった。だから辛い。何をしていても落ち着かない。いつまでも後ろめたい。

ある意味で当然だ。すべての他者の悲しみや辛さを共有しながら生きることなどできない。それでは社会が壊れてしまう。
でも自分が冷酷な存在だと気づきかけたのなら、生きることの後ろめたさが持続するのなら、それはいずれ、世界に対しての「能動」になる可能性がある。つまり日本を変える。
だから最後に言いたい。震災以降に生じたこの疼きや重苦しさを、「がんばろう」や「世界はひとつ」などの常套句、「誇り」や「品格」などの耳障りの良い言葉でまとめようとする愚だけは決して犯してはならない。
「がんばろう」や「日本はひとつ」は集団化への希求を表わす。
「誇り」や「品格」は後ろめたさを表層的に反転させているだけだ。目を逸らしてはいけない。言葉でごまかしてもいけない。
生きることの矛盾。自分たちの冷酷さ。これらの後ろめたさを直視し続けることで、きっとこの社会は、これまでとは少しだけ変わるはずだ。~~











2011年8月21日日曜日

続・お引っ越し


私ごとですが(って、今さら。)実はこのたび、母がご隠居暮らしすることとなり、
ボノのケージの外側も、お引っ越ししました。

10/29には6歳になる彼、人でいうと50歳前後というところ、
もちろんまだまだ猛暑の中も食欲旺盛で、元気いっぱいですが、
そろそろフローリングの床で足の踏ん張りがきかないことが増えていました。

中古マンションの角部屋であるこの場所、殆どが畳で一部クッションフロアなので、
彼の足腰にはちょうどよく、引っ越しストレスは心配ないようです。

訪ねてきた娘曰く、ここのほうが居心地がいいって顔してるね。と。
彼にとっても、なかなか快適なご隠居暮らしとなりそうです。

私にとっては、念願の隠れ家?確保です。
ここに至るには、悲喜こもごも、大ありの日々でしたが、

思い切って、今ここでの本音を述べれば、
ここ数年、オーラソーマに触れ、
これを意図を持ってさらに学びを続けるにあたり、
今の自分、動機付けがどうにも足りない。
とずっと思い続けてたところに、

311があり、内と外が揺すぶられ、
それは今も続いていて、
ときおり、足元がおぼつかずに、とまどいつつも、
今までとは違う自分というのも、
見えないけれども確実に育っており、

変容をもたらすツールがオーラソーマなら、
人の変容をサポートするのに、
自分が変容しなければ、始まらない。

よって、ツールを持つ自分が変容することで、
人の変容のサポートがもたらされる。
ということに、ようやく気づくに至りました。

内なる思い、さらに醸してみよう。と思う中、
新しいボトルも誕生し、私の手元にもやってきました。

http://ameblo.jp/aurasoma-unity/entry-10983549050.html

大天使ザカリエルという名のボトル、
上層のマゼンタはよりハッピーな色をしており、
下層もより若々しいオリーブで、ほのかな香りも含め、
個人的には、野生のバラ~ヘリテージ・ローズのイメージです。
シェイクするとさらに、色もテクスチャーもとろんとして、
甘酸っぱいバラのジャムのようです。

別居などという、野暮な言葉ではなく、
家族たちの住まいの範囲が拡張した。
と思うと、成長した子供たちとの距離感もまた
心地よく。












2011年8月1日月曜日

鹿島立ち



「鹿島立ち」という言葉があるのは、全然知りませんでしたが、鹿島神宮へ行ってきました。

いつ行っても清々しい、凛とした空気感があって、もともとお気に入りの神社なのですが、311の震災時に大鳥居が倒壊したと聞き、気になりながらもなかなか足が運べずにいたのが、是非に。と、お供してくれる友人達のおかげで行くことができました。

東関道で、佐倉インターから利根川を越え、潮来インターを出る直前の、霞ヶ浦を越えたところから、なんとなく違う土地に入る。というムードがあり、霞ヶ浦の風景もなぜだか懐かしく感じて好きなのです。


鹿島神宮に近づき、やはり大鳥居は見当たらず。ここが鳥居のあった場所。という場所に榊が植えられていました。幸い、けが人もなかったようですが、あの鳥居がなくなるなんて、不思議な気持ちです。

せっかくデジカメを持っていったのに、バッテリー切れに気づかず失敗。本殿、奥宮、鹿園、地震を鎮めると言われる要石、御手洗池、と境内散歩。湧水は沸かさないと飲めないのですが、口に含むと、針葉樹の持つ、揮発性のスーッとした感覚が広がり、すっきり。
その湧水で打った蕎麦が食べれる「一休(ひとやすみ)」で、おばちゃん3人、豪快に大休憩。
久しぶりの再会で、既にしゃべくりまくりだったけど、身も心もすっかり浄化されたせいか、しゃべくりもヒートアップ。

陽気なおばちゃんパワーのせいで、同じ匂いがしたせいか、お店のおばちゃんが色々教えてくれて、ランチの蕎麦やコーヒーに添えてあった葉の名前を教えてくれました。「ハンテンボク」という名だそうで、着物の半纏に見えるでしょ。と。なるほど。

止まることのない会話にめげることなく、また教えてくれたのが『東京周辺 パワーツリーに会いに行く!』 という本。今この著者が来て、サインしてくれたのよ。と、見せてくれたところには、三人のサイン。

あれ。これ、「ちばてつや」って書いてない?と聞くと、ああ、そういやなんで俺までサイン書くんだよ。って言ってたわ。有名な漫画家の方だって。とあっさり。

ええ~!私のすぐ背後に、ちばてつやさんがいたなんて~!握手してほしかった~。私は「あしたのジョー」で、ハングリー精神って言葉を知ったんです!と言いたかった~(笑)

著者は渡辺典博さんという方です。ご友人なのでしょうか。

その本には、御神木が紹介されていました。今までちゃんと見てなかったのですが、ひっそりと立つ本殿と御神木。神々しさはさすがです。


すっきりした気分の背景には、7/31が新月だったことと、ちょうど16番のボトルを使い終わったことも重なったこともあるかもしれません。

オーラソーマを知り始めて、まさかこんなボトル、使おうなんて日が来るとは思わなかったけれど、さすがは「タワー」のボトル。
使っていたこの時期は、内側も外側も、良いも悪いも、たっぷりレッスンがあったような。
使い終わりが近づくにつれ、ひと山越えたかのようなじわじわとした感慨があり。
また、16番には7の学びがあって、私が7の年に突入したことを、しっかり自覚させるミッションを持ったボトルだったのかも。
http://aura-soma.co.jp/products/equi/B016.html

延々と続くおばちゃんトークに、なぜか癒やされるのは、お供してくれた友人の暖かな人柄ゆえ。
人生の先輩たちに感謝。私がブログやってることを、彼女たちは知らないのですが(笑)




2011年7月11日月曜日

お引っ越し


引っ越しと言っても、ボノのケージですが。
赤ちゃんうさぎで我が家にやってきたとき、中古でいただいたケージをそのまま使っていて、ボノ的に問題はなかったのですが、掃除の度に飼い主の腰に負担がかかるのが難でした。
そう思ってから、ずいぶん経ちますが、ようやく引き出し式のケージを購入。

何もかも新しくしてしまうと、自分の匂いがなくて不安になるかな。と、ケージ以外はそのまま使用。しばらくはキョロキョロ、スリスリに忙しかったのですが、さんざんお世話になった、旧ケージにはなんの未練もなく、あっさり承諾。

「出されたものは残さず食べる」がポリシーの彼、新居の中でも、マイペースにしっかりとお食事。





今までの木のスノコ、チモシーが隙間からポロポロ落ちてしまうけれど、プラのスノコは穴が小さいから、大丈夫だと思ってたその日にも、食べ残しのチモシーが見当たらず。
どうやら、食べ残しは鼻先を上手く使ってスノコ下にきれいに落としてしまうようです。なぜかはわかりません。







媚びずに生きてますって態度からか、いつもいまひとつ写真映りがよろしくないのだけれど、食べてるときはさすが。「イイお顔」なのでした。














2011年6月29日水曜日

負けるもんか。渋滞に。

311以降のガソリン不足がおさまってからは、しばらくなかった国道の渋滞。

久しぶりにありました。故障車が止まって車線規制の延々10km。しかも通勤路100%全滅で、
わき道通るも効果なし。
ガス欠気味で、GS寄ってもいいようにと早めに出た甲斐もなく、30分の道のりが80分でむろん遅刻。

ところどころ、交通情報をチェックしていたけれど、こういうときは音楽楽しむのが一番。
と、311以前の自分ならipod内のPaul Wellerを始めとする面々が活躍していたのだけれど、
震災後、人の話声を聞くと安らぐように感じて、ずっとご無沙汰だったFMを愛聴。
しかも今までなら考えられない、クラシックを紹介する番組にはまっています…。

今日も渋滞のお伴はNHK-FMの「ベストオブクラシック」。
ちなみにこの番組は火~金で、月曜日の同時間帯は、なんとあの笑福亭笑瓶がパーソナリティの「気ままにクラシック」という番組をやってます。

クラシック、母はもともとピアノ好きだし、子供たちもクラシックギターや吹奏楽をやってたり、
一緒に親しむ機会はいくらでもあったわけで、それでもまったくおかまいなしに我が道を進んでたのに。
震災でどこらへんを揺すられたのか。これも不幸中の幸いなのかも。

そうかといって、クラシックに傾倒していくというわけでもなく、
おそらくセルフセラピーの一種なのでしょう。もちろん今までどおり、ipodの中身は相変わらず。

なので、土曜日に初めてこの番組を聴いたときは衝撃でしたー。
すごい。カッコイイ曲ばっか。コレ誰なんだろー。しかもこのパーソナリティすごいなー。
ピーター・バラカンみたいなー。
って、なんだ、本人の番組だったんですね。

「ウイークエンドサンシャイン」
http://www.nhk.or.jp/fm/sunshine/
ここでちゃんと、プレイリストもチェックできちゃうのでなかなかいいです。

とはいえ、そんなにマメに見てるわけではないですが。でも細野晴臣のHoSoNoVaとか、
Booker T Jonesとか、Vieux Farka Toureとか、知れちゃうのはすごくおトクな気分です。
http://www.youtube.com/watch?v=4WFYtMkNmNE
http://fmusictv.com/r_and_b/012321-booker-t-jones-everything-is-everything.html
http://fmusictv.com/world/013721-vieux-farka-toure-all-the-same-feat-dave-matthews.html
渋滞なんかに負けるもんか。
ていうか、この渋滞以上にこの日の職場は超久しぶりにヒートアップ。
いや、節電で暑かったってだけでなく頭のてっぺんが。
てなわけで、こっちでも負けるもんか。でした。
自分の信念曲げてまでついていこうとすると、ろくなことがないのでほどほどにしますけど。





てことで、こういうときはいつものように御大にお世話になります。


2011年6月15日水曜日

ヨガにまつわるエピソード1


今年5月から、1年半ぶりにヨガ通いを復活させてます。
そのプラーナ・ヨガ・セッションルームでヨガを教えてくれるYさんのお父様の訃報があり、お通夜に行ってきました。

そもそも休んでいたのは受験生だった娘の塾通いのおかげで、幼稚園通いみたいな日々からようやく解放された時期と、一年間休止していたセッションルームの開始がちょうど同じ時期にあたり、以前から幾度もシンクロしていたYさんとそのご家族との関係は、我ながら興味深いものがあったのでした。

ヨガとの出会いも、Yさんのお母様の存在がきっかけでした。
ふらりと玄関先に現れる私を、いつも明るい表情で優しく出迎えてくれて、ともかく引き出しだらけの会話が楽しくて、いつしか、旅先の写真などを見せていただく仲になり、その場にたまたま居合わせたお父様とお会いしたこともありました。

お父様は河川と船の研究の第一人者で、出版や講演活動もしていて、そのことを母に話したら「実は私は隠れ川マニア」などと、驚くような発言をするので、ご自身の著書を母にプレゼントしてくれたこともありました。

今回の葬儀では、そのお父様の旅立ちを、尼僧修行から戻って間もないYさんがお手伝いしていました。

葬儀が始まってすでに一時間が過ぎてからの弔問で、お経の最中には行けなかったのですが、Yさんの師匠である千倉の能蔵院のご住職が、説法をしているところでした。最後にご住職が「今回は娘としてではなく、僧侶として、お父様を送ってあげなさいと言いました。」と話す口元が、微かにふるえて、涙をこらえるようにしていたのを察して、こらえきれずに泣きました。

父と娘、またはどのような関係であれ、人はその家系に生まれたときから、あるべき使命のようなものを授かるのかなと、おぼろげにしみじみ感じた日でありました。





2011年6月2日木曜日

One Day 銀河のほとり

職場から帰宅して、東京に向け出発。
23:20発の夜行バスは、少し遅れてやってきましたが、郡山にはほぼ予定通りに到着。

いくらリクライニングシートでも、長時間バス移動に耐えるような足腰ではなくなったなあ~。
などと心の中で一人突っ込みしながら、迎えの車を待つ間、雨の郡山駅をブラブラ。構内もよく見ると、天井があちこち修復されていました。

 今回の案内役をしてくれたSちゃんの自宅で、コザクラインコのもーちゃん、柴犬のこゆきちゃんと遊んでもらいました。

お世話になったSちゃんの家も、見せてもらった震災直後の写真では、家具が倒れて大変な状況でした。彼女は直感に従い、すぐに千葉の親戚の家に、しばらく家族とともに身を寄せていたそうです。

しかし、相変わらず郡山は線量が高く、庭いじりやこゆきちゃんのお散歩もままならないとのこと。

閑静な街並みと、平和そのものといった、穏やかに流れる時間に身を任せていると、不思議でなりません。

小休止の後、須賀川でメンバーと合流し、銀河のほとりのイベント準備、腹ごしらえ、そして本番と、この間およそ7時間があっという間でした。

がらんとしていた倉は、ボトルのディスプレイが進むごとに、すっかり癒やしのサロンに変身。

降り続く雨の中、キャンセルもなく当日予約の方もみえ、診断コーナーはほぼ満員御礼。

忙しくて、2階のハンドマッサージルームを覗きに行くことができませんでしたが、こちらも大変好評だったようです。

大変な状況の中で、恐怖感や不安感で自分を見失いそうになりながらも、勇気を出して前に進もうとする人。自身が被災する中で、人の役に立ちたいと思う人。母親になり、優しく強くなっていく人。様々な変容のプロセスを語る4本のボトルたちに、心を打たれました。

18時にラストのセッションを終え、18:42発のあぶくま号に乗車。下車駅の王子でお疲れさまの乾杯をして、帰宅したのは翌1時。

強行スケジュールの締めくくりは、仕事帰りの夜ヨガ通いまででワンセット。

身体の疲れ以上に、精神的に得るものは大きくて、つくづく、行けて良かったな。という満足感と同時に、美しい田園風景や、無邪気な子供たちの姿や、おいしくて身体に良い食事など、本来癒やされるはずのこうしたものの前で、言葉につまるような、悲しさややるせなさを感じました。

福島、また行きたいです。


2011年5月24日火曜日

「D-OLIVE 」

有言実行とか、決意表明とか
そういうたぐいになるのかもしれず、
大風呂敷広げまくりはかなり性に合わないけれど、
オリーブくわえて鳩が来てしまった以上、
こうするのが最も自分に嘘をつかない方法なのでした。

まあここまでに至るには、3/11どころか
数年がかりでありますが。

アースデイちばにて配布したパンフを
当ブログでも貼らせていただきます。

「D-OLIVE 」

以下、文面です。


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 これを手にしてくださっている方へ、いきなりこんなことを書くのもどうかと思うのですが、私は長いこと、自分が関わってきたオーラソーマと、どうしてつきあっていけばいいのかわからないでいました。


 オーラソーマと出会ったのは約5年前、それまで迷っていた心がようやく辿り着いた場所だと確信を持ち、微細なものからかなりはっきりしたものまで、様々な変化や出会いをもたらしてくれた109本のボトルたちに感謝するものの、さてこの手に入れたスキルをどう人に役立てていけばいいのか、自分らしく、継続していくにはどうすればいいのか。

 日常に追われながら迷い、いつの間にか時間が経っていたときのこと。誰もが忘れられないあの3/11を境に、自分の内側で色々な声が上がり出しました。あのとき揺すぶられたのは肉体だけではなく、魂や心もだったようです。

 震災前、自分には一つの節目がやってきていて、そんなときふと思い出したのが、昔飼っていた十姉妹のことでした。巣作りと産卵を繰り返していた雌鳥がある日突然、籠の中の床で冷たくなって動かなくなった姿でした。役割を終えたその鳥と、自分の姿がオーバーラップして、なぜか無性に悲しい気持ちになるのでした。

 結婚や子育ては、大きな幸福でもありながら、今は与えられた役割の大半を果たし、たぶんこのまま、本当の自分が望んでいる暮らしを手にすることなく、その後はただ生き続けていくだけなのではないか。

 こうした理由のつかない悲しみは、不思議なことに今の自分にギアチェンジしていくために必要だったことのように思います。

 震災後、殆ど間を置かずにオーラソーマのティーチャーから、福島の仲間の呼びかけで、被災者へ向けての寄付活動のお話があると聞きました。

 こうした呼びかけに敏感に反応するのは決して不自然ではなかったと思います。

 大地震と千年に一度の大津波という未曽有の事態に加え、原発事故と言う最悪の人災に苦しむ人たちへのサポートは、とてつもなく長い年月と、繰り返し試されるであろう、強い忍耐力が必要だと想像するのですが、「ただ生きる」ではなく、模索するきっかけを、今を懸命に生き抜いていこうとする人々から、もしかしたら学ぶことになるかもしれない。そうした思いから、アースデイちばや福島での震災支援ボランティアへの参加という形になり、これからの足がかりになれば。と思います。

  『D-OLIVE』

 Do Live ~ どう生きる ?

 貧しい人も、豊かな人も、大人も、子供も、どの国の人も、皆同じ、1日は24時間、1年は365日が与えられているから、「ただ生きる」よりも、「どう生きる」へ。

 長期にわたる震災支援として、NPO法人化を視野に入れたうえで、継続可能なメンタルケア等のサポートができる、オーラソーマを中心としたボランティアグループの結成を目指します。



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既に各地で行われている、
オーラソーマに携わる方たちのボランティア活動の中身とスピードは、
言葉にし尽くせぬものがあります。
しかし、長い震災支援活動を前提にしたとき、
オーラソーマ=ボランティアというイメージが定着化することには、
強い懸念を持っています。
互いの未来のために、そうすべきではないわけで、
そのために、あえてボランティア設立が大切と感じています。

と、ここまでは鳩の声。

鳩から受けたものを形づくるのは、人間。
ということで。


今年も無事、アースとつながりました




5/21 今年のアースデイちばも無事に行われました。

震災後、今年は出展者として参加したいなあ。
と思っていた3/19に、開催のブログがアップされていてびっくり。
と喜んだのもつかの間、幕張公園が液状化の被害で使えず、
様々な制約や、時間のなさが障害にあるなか、
開催にこぎつけて本当に良かったと思います。

今回はコラボ有志として、カリグラフィーでは先輩であり、
楽しい友人でもあるシュガークラフトの真理子さんが参加してくださいました。
彼女の願いどおり、子供たちがたくさんワークショップに来ていて、
スイートな幸福感をたっぷり漂わせてくれてました。

私のバースボトルでもあるB34のイメージで、ケーキもデザイン。



このアースデイに初参加したのが2年前。
そのときのスタンスは
「誰も来なくてもいいから、オーラソーマやりながらピクニックする」
でした。今回も同じスタンスのもと、幕張に比べてややピクニック気分からは遠のいたものの、
いつもの顔ぶれや、アースなショップを存分に楽しみつつ、本当にいい一日でした。
コンサルテーションに来て下さった方々、いつもお世話になっているangepasseのmasami先生、
お越しいただき&ブログアップありがとうございました。
http://angepasse.livedoor.biz/
他にも直接お会いできなかったり、ゆっくりお話できなかったけれど、足を運んで下さった皆さん、
ありがとうございました。

わずかではありますが、この収益は相馬市震災孤児及び被災者奨学資金義援金に寄付します。

このイベントは、スタッフ、出展者の方々のアースつながりぶりが素晴しい。
千葉の中心で車や人の往来が激しい場所に、この日だけはきっとオアシスな場だったと思います。

そしてアースで始まった一連の流れがあり、
翌日22日はangepasseでのFeel The Color 「Olive」の勉強会。
テーマカラー オリーブ の考察が宿題だったのですが、
まさしく、白い鳩がオリーブの小枝をくわえてやってきたようなここ最近。

全てがつながって、29日の須賀川にも流れていきます。