とつぶやく、内なる声を無視できず、二日間連続、通いました。
地球交響曲第三番
http://www.youtube.com/watch?v=ZhNFlwGel0Q
地球交響曲第六番
http://www.youtube.com/watch?v=NkNbxFnWpT8
そもそものきっかけは、友人から借りたサントラCDだったんだけど、そのときは「いいねー。」で終わってた。しかも今回見た第六番のサントラだったことにも、映画を見るまで全然気づかず。要するに、関心はあっても、全然突き動かされてはなかったわけで。
今回はたまたま、恵比寿で関連の音楽イベントがあるのを知り、以前、全然別の流れで聴いたことがあった、ディジュリドゥ(天然空洞木)の演奏がまた聴けるとあって。そんな切り口でガイアのイベントに行く気になったのは、私くらいかもしれません。
しかも演奏者のKNOBさんが、かつて欽ちゃんファミリ―だった、あの元CHACHAのノブさんだったの、パンフ見るまで全く気づかなかった。
ともあれ、ディジュリドゥの、独特の地底から湧きあがるみたいな、地鳴りみたいな音、かっこいいのです。
この写真、イベントとは全く関係ないけど、写美のカフェで頼んだベルギービール。洋梨の香りでめちゃおいしかった。恵比寿は場所柄、ビアビアしてる?のがいいですねー(笑)
しかしこれは元日の昼下がり限定の優雅さであって、覚悟して通った二日間でした。特に第三番の日、上映時間は18:30。退社が16:15。都会生活者には想像がつかないかもしれませんが、勤め先から車で、自宅を素通りして最寄駅近くのショッピングセンターのパーキングに駐車。そして電車に飛び乗り、上映館に着いたのが開演10分前。その間、全く無駄のない動き(涙)
でも、そこまでしてがんばっただけの内容でした。図らずも星野道夫さんの追悼となったわけで、終始涙が止まりませんでした。星野さんと友人たちの言葉はすばらしいのですが、美しい映像と一体化してこその価値なので、興味のあるかたは予告編をごらんあれ。
星野さんが亡くなったとき、自分は子育てのピークでしたが、わりとよく覚えています。当時は必ずしもいい報道のされかたばかりではなかったように思います。
映画を観たおかげで、その部分が深く癒やされました。おそらく、星野さんの死は私にとって、他人事とは思えなかったのでしょう。偶然にも、今、自分は彼が亡くなったのと同じ年齢なのでした。
第六番のときは休日だったので、昨日とは時間の進みが全然違って、実にゆっくり。
だとしたら、それはすごいことだなあ。と。
私はガイアシンフォ二―の熱心なファンというわけではないけれど、科学的側面と宗教的側面のバランスという点で、このドキュメンタリー形式の映画シリーズは、自分の直感を肯定してくれる、貴重な存在かもしれません。