2012年8月31日金曜日

やさしいフルムーン

今月二度目の満月を、ふと見上げつつ帰路を急ぐ。

あっついばっかりで、仕事であたまいっぱいばっかり。のまんま、
こうして、夏は終わってしまうなあ。
という気持ちに、お月さまから
「いつもおつかれさん!きっといいこともあるよ~!!」
と、まんまる顔で答えられた気分になった。

「仕事が忙しい」
だけでは、私のあたまはいっぱいにならないのだ。

ときに、職場環境は抗いきれない力によって、
ときにワイルドに、動物園のようになる。
自分は努めて飼育員のつもりだけれど、
ときどき、猛獣類の檻に迷い込み、脱出できなくなるときがある。

そういうとき、つい共に吠えてしまいがちなので、
自分はなだめる側でありたいと努力の日々。
(恐いよ~。って泣ければいいのだろうけど、そんなことしたら喰われてしまうのだ)

こうした努力と、灼熱の太陽と、
次々と押し寄せるルーティン&イレギュラーの大波小波。
この夏は、とにかく激しい。

今年こそ、波の押し寄せるような海で泳ぎたい!
という願いは、時間がとれずに叶わなかったけど、
日常の波はおおいにかぶったし、なんとか溺れずにどうにかこうにか。
来年こそは、ほんものの波にもまれたい。


窓を開けて、いつもがんばってくれるクリスタルやジェムストーンを並べて、月光浴。
新人さんは、ハート型のセラフィナイトと、タンブルのチャロアイト。






気持ちも日々、大波小波で、そういうときに、
お月さんはいつもやさしいなあと思う。




2012年8月27日月曜日

やっと、短いオフ。



行ってきました。
Slow Music Slow Live 2012@池上本門寺。
ほぼソールドアウト状態だったのが、26日は機材スペースに座席が追加になり、
ステージに向かって左端の前から4番目という、ラッキーなロケーション。
いいな、全席座席指定のフェス!当日は立ち見もいたようですが。

国内アーティストのみの出演のフェスは初めて。
ただ田島さんの生歌と生リゾネーターギター聴きたさに、駆け込み。

東急線が懐かしくて乗りたかったんだけど、
今回は効率のよい都営浅草線利用で、西馬込で下車。
泉岳寺からの路線は、高校で時々使ってたので、
それも懐かしかった。

本門寺には、裏から入る感じで、
そのまま境内をゆっくり抜けて、
とりあえず本日の密かな目的地に向かう。


 東急線沿線に住んでいた子供時代、
この場所には親によく連れてきてもらっていた、らしい。

緑が豊かで、ゆったりした時間が流れる、
穏やかで平和なスペース。

会場入り口では蝉の大合唱に混じり、音楽が流れ、
お香に入り混じって、エッセンシャルオイルの香りがする。粋な演出。

設営の雰囲気は、ちょっと見、フジロック風。
ふ~む、テンション上がるなあと思いながら素通り。
正門の下、長い階段を下って、橋を渡る。













定番の葛餅屋さん。
駅前の店は、創業が江戸時代からだそう。
手前の相模屋さんの、閉店間際で一服。

テーブルの木は、秋田杉。

目的達成。




大トリがオリジナルラヴのアコースティックセット。
開始まで、まだ2時間ある。


 会場内をうろつきながら、
ビールと、つまみがオリーブオイルとドライトマトのピクルス。

この夏は、仕事ばっかりしていて休みも少なく、
ここでやっと、オフ!

フジロックで言えば、フイールドオブヘブンくらいのスペースかな?もう少し小さい?
浴衣姿もちらほら。
子供連れもいる。
ゆったりシートという、ペア席で丸テーブルつきの席もたくさんある。

















ライトアップされた五重塔を撮る人が多いので、試しにとテント前で撮ってみると、
どれもオーブだらけ。

会場全体も…。
とっても、居心地のよい場所だから?

オリジナルラヴの前が、「もらい泣き」の歌姫、 一青 窈。

ほんとにもらい泣きしました(笑)すごいな。
このステージが終わってからは、一枚目の写真のように、オーブは消えた。




田島さんのステージセットになると、空気はカラッ!と一変。
ウッドベース、アコースティックギター、リゾネーターギターのアンサンブル。
途中、田島さんは何度かアコースティックギターに持ち替えてた。

初めて見た田島さんは、とても背が高くて手足が長ーい。
しかも、スリムで誰かが「痩せたよね~」とつぶやいてた。
続けているジョギングの影響なのかな。

「朝日のあたる道」最新アレンジで始まる。
なんてカントリー&ウェスタンな…。

よく知られた曲たちは、若者がお金たくさん持ってた時代で、
ばりばりのドライブデートの代名詞みたいで、その青臭さで気恥かしさもあるけど、
若い時に、いい曲をたくさん作ってる。
こうして何度もアレンジを加えて、色あせないのはすごいと思う。

ウッドベースがあったからか、
昭和歌謡タンゴ&ブルース?な「夜とアドリブ」を聴けたのは貴重な体験。
でも思ったより淡々としてんだけど。古参のファンの皆さん、
最近のアルバムもちゃんと聴いてんのかいな。
こんな凝った曲やってくれてんのに。「築地オーライ」とか。

新参者の私も、一曲のみを残してみな知ってる曲でした。
その知らない曲がとってもよかったので、早くセトリが知りたいな。

このセット、というかライブ見るのこれが初めてだけど、
彼の新境地であるリゾネーターギターが、すごく新鮮だった。
ブルースのライブを見たことがない私は、たぶんこの音色を初めて生で聴いたと思う。

この「新鮮」というのは、ある意味、「古臭い」のだ。
ポップスやってる彼が、こよなくルーツミュージックを愛するのが、
心地よく音作りに現れるのか。
彼のヴォーカルと演奏がなければ、たちまち昭和のコミックバンドすれすれな、
その感じが、たまらない。

彼のブログによれば、
「サン・レコード時代のE・プレスリー・バンドをちょっと意識している」んだそうな。

聴きかじりだしたばかりのくせに悪いが、
実は、国内ポップスしか聴かないファンは、
はたしてどこまで彼の世界を理解し堪能してるんだろう。
と、ちょっと思った。
安易に往年のヒットパレードライブばかり求める人ばかりでないことを祈る。

音楽キャリアの長い彼が、公式のライブアルバムをつい最近出し、
それもオリジナルラブではなくソロ名義で、ということは、
なんらかの意味があると思う。

ともかく、いい夜、いいライブでした!





















2012年8月17日金曜日

雲の中のセレナイト


かつて勤めていた職場の仲間が亡くなりました。
突然の訃報でした。

先日、親戚のお盆の送り火があり、向かう途中の車内から、たまたま雲の写真を撮りまくっていたのだけれど、今日は、彼女のことを偲んでアップ。




これを眺めてる間は、向かう親戚のうちの、数年前亡くなった伯母のことを思い出してました。
ちょうど、お盆だったせいか、朝方まどろんでるときに、瞼の裏にその伯母が登場したこともあり。


そして、この中央やや左の雲の輝きが、セレナイトのよう!
に感じたことがきっかけで信号待ちの瞬間に何度もシャッター。
デジカメがなく、こんなのばかりですが。

最近、セレナイトのことをあれこれ考えていたところでした。
お気に入りのセレナイトタワー、ずっとベッドの枕側近くにあったのですが、
考えるところあって、足元近くに移動。

最近読んだ「月の癒し」という本に、寝室内の「放射」について書いてあり、
これはもしや、かなり身体の影響があるのでは?
と試しに移動。

翌日から、眠りの質が変わりました。
移動することで、いかにセレナイトのパワーを受けていたかを実感。

セレナイトが頭側にあった間は、
なぜか、感情や思考が良くも悪くも、反芻されるような感覚でした。

それでふと、この感覚が「惑星ソラリス」の話に似てる…。
と。たしか人の感情、思考を吸収し放出し続ける惑星…
というような話だったと思います。

良いほうに作用するときはいいのですが、
悪い、というかネガティブな感情の場合、コントロールがえらく難儀したような。
それは置かれた自分の状況からくるのだから、仕方ないと思っていたけど、
それだけではなかったのかも。
ただ、これはこれで意味があったことだと、セレナイトタワーには感謝してます。
きっと、一緒に悩んでくれたんだろうと。





亡くなった彼女とは、同じ営業所にいたわけでもなく、
時々定期的な研修などで顔を合わせる程度でした。
お互いキャリアが長く、そうした時間を重ねただけにすぎません。

私たちの共通点は、化粧品営業をしていたこと。

新人時代、肌質がまったく美容の仕事向きでなく、
肌にコンプレックスを持ったまま、自分に自信がつくわけがなく、
知名度も低く、いくら足を運んでも売れなかった時代に、輪をかけて苦労したこと。

同業者としては、私たちは生き延びてこれた珍種の部類かと。

お互い、前職を離れ、すっかり疎遠になっていた間に、
彼女の身に異変が起きていたなんて、これっぽっちも思っていなかった。

でもなんだか、元気にやってたときの凛とした彼女の姿ばかりが思い出される。
うちら、間違ってなかったね。と言いたい。





※アップ後、見た方から教えていただきましたが最後から2番目の写真、これは地震雲だそうです。
こうした雲を見た数時間後、震度5の揺れを感じたとのこと。
しかしご安心を。この一枚だけ、全然別の日に撮ってます。おそらく311以前だと思われます。