その格好が辛くて椅子に腰かけて、今度は立ちあがろうとすると、さっきのような、まるで固い地面に尻もちをついたような衝撃が走り、それを逃がすようにゆっくり動くため、一気に老けこんだ気分で、急にこんな風にしか動けなくなったことが理解できず、そうかー、トイレが間に合わないお年寄りを家族が怒っちゃいけないんだなあー。とか想像して、やたら物悲しくなったり。
最も困ったのが、寝た状態から、起き上がることができないことでした。むろん、寝返りも打てません。
誰かに介助してもらう方法も、腰が少しでも引っ張られると激痛が走るため、怖くて頼めず、ひっくり返ったコガネムシが、起き上がれずにもがくように、一人孤独に、布団の上で、スローな動きで静かに起き上がる努力を重ねるのでした。
PCも、普段はリビングの最もくつろげるスペースにあり、ふわふわのソファーかラグの上に座ってPCに向かうのですが、そのリラックスするはずの家具たちが、この状態だと座ったきり、身動きができなくなります。このような不自由を感じると、くつろぎの空間も、まるでアリ地獄のようです。しかたがないので、しばらくまともに作業ができませんでした。
それでもそろそろ動きながら、なんとか出勤してデスクワークをしていたのですが、回りが見かねて早く病院に行けと言うので、帰りに会社から一番近い整形外科に行きました。電話したときから、とても親切で、わざわざ通りまで迎えに来てくれるスタッフに案内されて診察室に入ると、かなりお年を召した様子の先生で、待合室はがらんとしていて貸し切り状態。あれ、まずったかな。と、一時は心配しましたが、どこか昔懐かしい雰囲気と、丁寧な説明で、レントゲン写真を見ながら色々と教えてくれました。
そこでわかったのが、私の背骨は右に曲がっていて、その主な原因は、背骨と骨盤の間にある、なんとかいう左右対称の骨の形が、生まれつき左が大きく右が小さいらしい。こういう人はもともと腰に痛みが起きやすいのだけれど、痛みがなくなるのも早いので、本人は気づかないんだそうです。最後に一言「奇形だね。」と(笑)
そういえば、覚えていないほど小さな頃に、そけいヘルニアがあったらしいし、また腰痛はしょっちゅう出てはひっこんだりしていて、腰痛持ちという自覚がないだけなのでした。
でもこういうことでもなければ、アンバランスな骨の持ち主だという発見もできなかったわけだし、生活に支障なく過ごせてたのだから、別に気にすることもないのでしょう。
痛みは右が強く、これも、すでに予兆みたいなものがあって、今にして思えばやたらと右側にトラブルが出ていました。
右半身は男性性を司る部位ですが、右半身が悲鳴をあげるって、私は今、どういう状況にいるんだろ?今使用中のボトルは下層がターコイズ化した、B2のピースボトルで、ブルー/ブルーは男性性のエネルギーと関わりがありますから、無意識にバランスをとろうとしているのかもしれません。
ともあれ、昨日あたりから寝返りも普通にできるようになり、QOLもかなり上がりました。こうしてブログも書けるようになり、ひと安心です。
うわー、大変だったのですね。
返信削除でも、みんな気付かないままに一つや二つ位は奇形の部位を抱えていたりするのかもしれないですね。
私は未だ腰痛の経験がないのですが私が子供の頃、父は長時間不自然な姿勢で仕事をしなければいけない環境だったので、程度は個人差があるものの腰痛は職業病みたいな感じでした。父はけっこう激しかったのか、仕事にも行けず、トイレに行くのも這って行ったりする状態で本当に辛そうでした。
子供の頃は「腰が痛いってそんなに大変なことなの?」なんて思ってましたが、大人になってテレビで得た情報によるとギックリ腰になった瞬間の痛みって「魔女の一撃」と言われるような激痛らしいですね。経験した人でなければわからないような痛みらしいですが、一刻も早い回復を祈ってます。
治りかけに無理して、ぶり返さないようにお大事にして下さいね。
大変な思いをなさったんですね。きっと今頃はもう回復されているかと思いますが、こういった痛みは本当に予兆無く突然やってくるようなので、日頃から無理なさらないようどうぞ御自愛を。
返信削除ボイスでもつぶやいていましたが、夫もこの夏、突然激しい腰痛と痺れに見舞われ一週間会社を休まざるを得ませんでした。
体を自分の思うように動かせないという不安やストレスは思った以上のようで、夫の様子を見たお医者さんからはどうも痛み止めなどと一緒に精神安定剤的な薬も処方されていたようです。
pink whaleさんは腰痛の原因がわかっていらした事で殆ど精神的不安を感じることなく済んだのですね。
自分の体の状態を日頃からよく把握しておく事は、突然体に変調をきたした時に、精神にまでよけいな負担をかけないようにするために大切ですね。夫を見ていると心の不安がさらに症状を悪化させていた部分もあったようなので。
体の変調が気持ちを不安にし、不安な心がさらに体の変調を促す・・こういう事態を避けるためにはどうすればいいのか・・
痛みがとれたとたん嘘のように元気になって中東出張に行った夫を見てつくづく感じました。
写真素敵ですね! pink whale さん宅のお庭ですか?ていうか下の写真もお庭だったらスゴイ!(笑)
カンムリペンギンさん
返信削除いやいや、私もこれで一人前の腰痛通?の仲間入りかも…。もともと、身体に負荷がかかることに無頓着なのか、以前にもすごい肩こりしてるのに、全然気づかずにいるから、腰を痛めたりしやすいと整体師に言われたことがあります。ヨガを教わってからは、ずいぶんと身体に気持が向かうようになってきたのですが、この一年くらいさぼってきたつけが回ってるのかもしれません。
年齢的に筋力も落ちるし。トホホです。
でもきっと、腰は治っても、無頓着ぶりはなかなか治らないでしょうな(笑)
ゆずさん
そうそう、ご主人大変だったようですね。精神的なものと言われても、混乱するばかりですよね。一番ひどい時は、このまま治らなかったらどうしよう。と思いますもん。回復して良かったですね。
症状も原因も人それぞれですが、自分なりに心も体もほぐす術を模索するのが一番だと思います。今年は大変な暑さでしたから、いつのまにか慢性的な水分不足で、体内のリンパの流れも滞ってたのかも。だとすると、そこにストレスがかかってしまうとえらいことですよね。
ゆずさんも、思わず血流がスムーズになりそうな楽しみ!?を見いだせてるみたいだし、健康のためにも、そういうの大事ですよね(笑)