2012年4月30日月曜日

4月の養生記。

この春、体調を崩しました。

急性症状がひどく、QOLが保てずこれはいかん。と
駆け込みの病院で、2度目の診察時に言われたのが
「疲労によるアトピーの急性増悪」。(急性アトピーの増悪だった?忘れました)

皮膚に、生活に支障が出て困るほどの症状が出たのは、
10代の頃の、洗顔料サンプルによる顔のかぶれと、
同じく10代で、原因不明の全身のじんましん以来。
でも、子供時代からアトピーだったんだろうとの、医師の見解。
まあ、決して皮膚は丈夫ではないですが。
アトピーだと断言されたのは初。

急性症状のときは、強い腫れとかゆみで悪寒が走り、
火傷と同一。毎日仕事に行くのがやっとで、帰宅後はなにもできず横になっていても、
皮膚がおかしくなってるときは、当然安眠できない。

症状のない皮膚も、いつも鳥肌が立っていて、
驚いたのが、急性症状が出ている間の下半身はいくら暖めても冷え切っていて、
青白いまま。

医者は症状の出ているところにしか言及しないので、
処方は何種類かのステロイド剤と保湿剤、抗アレルギーの内服薬。
しばらくはともかく辛いので、言われた通りにステロイド剤を塗る。
特に夜飲む抗アレルギー薬は眠くなる。
原因は疲労だったので、なにもしたくなくなって好都合。

ふと閃いたのが、「馬油は火傷によい」と、誰かが言った言葉。
母に聞くと、ちょうどいただきもので使いかけがあり、
「尊馬油(ソンバーユ)」を試しに塗ってみた。
それはロットも古くて劣化が進み、分離して匂いも生臭さが気になったけど、
数分でかゆみや赤味が和らぐ。

ステロイド剤と、ソンバーユを塗ったときで比べると、あまり変わらないことが解り、
アマゾン買いで新品を購入。もちろん、無臭で分離もない。
さらに急性症状が落ち着いてからは、服用薬も中止。

なにしろ、顔の症状が強くて、ステロイド剤を塗る気になれなかったのがきっかけ。
ちょうど、男性なら髭の生える顔の下半分に真っ赤な発疹が出て、
その後やけどの治りかけのように次々皮膚が剥けて、心が折れた。

手持ちのスキンケアの中で、AEOSのコンディショナーとJurliqueのラベンダーミストは継続。
その上からたっぷりソンバーユ。
パックスナチュロンのサンスクリーンを落とすため、
Jurliqueのリプレニッシングクレンジングもそのまま続行。
同じシリーズのフォーミングクレンザーは中止して、AEOSのデュウフェイシャルウォッシュをぬるま湯に数滴落とし、手のひらでなじませる。
Jurliqueのデイリーエクスフォリエイティングクリームも、乱れた角質ケアに使用。

並行して、ずっと被ばく対策に実行しようと考えていた
「枇杷の葉茶」を煮出して毎日飲むように。
手持ちのハト麦茶とブレンドしていたら、家族からの評判がよく、
気づいたら母が率先して煮出してくれるようになり、
それを一緒に飲み続けていた娘の肌がきれいになってきた。

合わせて出来るだけ菜食に努め、もちろん睡眠も充分とり、残業なし。
だいたい2週間で症状が和らぎだす。

馬油はやはり、このようなヒストリーが。
そうか、馬肉は肌を冷やす効果が高く、
火傷した部位にのせるという話を聞いたことがあったっけ。
化粧品営業をしていた時代、馬油を顔に塗ってるお客様が確かに数名いた。
http://www.yakushido.com/history/history_bayu1.htm
自分が午年なのも、相性の良しあしと関係あるのかな?

たまたま、こうなる前から予約していたボディトリートメント。
以前もブログで紹介したところをおそるおそる訪ねてみる。
http://isetorathethird.blogspot.jp/2012/01/blog-post.html
今回のカウンセリングで行った、バランスセラピー。
3つの精油を選んでブレンド。チョイスしたのがラヴェンサラ、ゼラニウム、フランキンセンス。
疲労回復のマッサージで、ウトウトできるかと思いきや、激痛の連続。
担当セラピストさんの名誉にかけていえば、決して力づくではなかった。
ただ、マッサージしてくれる場所によって、歪みと滞りがひどかった。そこが痛かった。

おかげさまで効果大。
その後回復ペースがぐんと上がる。
もっとも、同日の夜に、ロジャー・ダルトリーの「Tommy」ツアーのライブだったので、
5感の全てにすっきりだったからかも。
http://www.thewho.com/news/title/roger-donates-microphone-to-the-japanese
今思えばプチ快気祝い(笑)

原因を突き止めて、取り除けるわけではないけれど、
狙ってもないのに
「思った以上に疲れ切った状態にある」
ことを思い知らされ、そして文字通り
「腫れ物にさわる扱い」
を、図らずも周囲に強要するはめに。

急性症状からは回復したものの、完全復活にはまだまだいまひとつ。
月度処理のさなかの連休におびえながらも、
だからこそ、養生に努める連休でもあります。





不思議さに驚嘆する感性(The Sense Of Wonder)

「突然変異は必然変異。」
休日の朝、母との会話です。
地球上の生命体のルール、そもそも、その連続だと言う話。

我が家ではこの「必然変異」が、長男なのですが、
4月より、この人のもとで研究したい。
という、当人の念願が叶い、某物性研究所の一室へ入室。
さてその生活はいかに?
と思っていたところ、環境に満足した様子をみて、一安心。
という中での、その母と祖母の会話でした。

子育ての悩みは尽きず、
その息子も、20数年前は母親を何度、睡眠不足の連鎖に追い込んだかわからない。
後に続く妹たちの育児は、その鍛練のおかげでちょっとは楽に感じましたが。

これも、きっとルールなのでしょうけど。

リサイクルショップで見つけた
レイチェル・カーソンの「センス・オブ・ワンダー」105円也。

「沈黙の春」を読んだのは、もうずいぶん前なので、
311後の原発で思い出した以来、また忘れてて、
数十分で読み終える程度の本文にようやく目を通す。
体調を崩すと、好きなようにベッドで読書ができるのがすばらしい。

いきなり冒頭から、
無謀にも赤ん坊を毛布に抱いて、夜中の嵐の中、
荒れ狂う波打ち際にやってくる描写。
そして、森の探検は雨の日が一番だと続く。

私はもちろん科学者でもなく、自然を愛してます!!
と叫べるほどの自然環境保護派でもない。

けど、岩に打ち砕かれる波のシチュエーションは、
激しければ激しいほど引き込まれるし、
時を忘れるくらい、眺めていたいし、
雨の中の緑の散歩ほど、心が躍る散歩はないし、

こんなとこで、レイチェルと共感できたのが嬉しい。

なんだかわからないけど、
読んでて涙が止まらなくなりました。


2012年4月11日水曜日

お花見もろもろ


体調不良をおして、やや強行気味でしたが、
絶好の花見日和と長年の友人たちとの大事な時間を優先。

友人たちをお花見スポットに案内するのに、最初に思い浮かんだのが、向島百花園。
ここはいわゆる、桜見物というより、もっと風情のある、さらに粋な場所ではありますが、
なぜかご縁のある場所で、いい思い出のたくさんあるところです。

しばらく寒かったので、春爛漫の一歩手前でしたが、
スカイツリーツアーとしても最高のスポットなのですねー。

一見、自然に見えるこうした庭園が、
実は非常に手の込んだ手入れをしてるのがわかります。
シロバナタンポポは、在来種ですが一般的なセイヨウタンポポ勢に、
その場を奪われてしまいます。
そのため、シロバナタンポポの生きる道を作るため、
庭園に生える他の種類のタンポポを丁寧に抜き取らなくてはいけません。
おそらく、手作業で地道に手入れして、
あちこちにシロバナタンポポが育つようにしているのだろうと思います。





春霞に立つ、スカイツリーを眺めてお花見弁当。
こんな本格的なお花見は、どれだけ久しぶりなのか。

百花園を後に、墨堤通りへ。
たくさんある甘味処はどこも長蛇の列!!
ひとまず、空いてた吉備団子屋さんでひとくち。
まだ、川辺ではないのに、すでにこのにぎわい。
じまん草餅さんは今回パス。




せっかくなので、ちょっとがんばって並べば食べられそうな、言問団子さんで一休み。
長命寺さんの桜もちは、残念ながら、当然ながら…パス。

こんな桜橋は初めて見ました。
創設時に、一歳足らずの息子を連れて、人通りの殆どない橋を、
息子が嬉しそうに往復はいはいしていた頃からすれば、すっかり名物になっていました。





しばし、地上の楽園のような風景に酔いしれました。
人も、船も、かもめも、大賑わい。


かもめさんの続きはこちらにも。

この後は、人ごみに誘われて浅草神社、浅草寺、仲見世へ。
震災以来、一瞬人ごみは苦手になったけど、
この日の人ごみはすばらしかった。
たくさんの穏やかな顔や笑い声、ほろ酔い、道行く人のすべてが、いい表情でした。
気づけば、4月8日ははなまつりだったのですね。
当日のセッティングに異議なしだった友人たちに感謝。


2012年4月7日土曜日

とってもいいことやすごいわるいこと

いいことやわるいことは、交互にやってくるのが自然だと思うので、
別にこれでありかなと思いつつ、
強烈なことがだんだん増えて、それに自分の感受性が追いつかないところが、
ここ最近、多くなってるような気がします。
感覚が敏感になるぶん、強烈に打ちのめされる日々。

ちょうど、時間が瞬く間に過ぎ去る感覚が、ますます加速するのに似ていて、
「すごい!」とか、
「よかった!」とか、
「ひどい!」とか、
「つらすぎる!」とか、
その振れ幅が強くなってるような…。それは単に、自分の内側だけの問題?
歳とると、感受性って鈍くなるんじゃないのか?
誰かが、歳とるとどんどん感受性が研ぎ澄まされるっていってたけど、
あまり強烈だと、体力がもたないかも…。

一年前の311を振り返る機会が多く、あらためての無力さを思い知るなか、
ちょっぴり、ほっとした映像でした。
ピープルツリーは有名だし、たまに買います。
グリーンピースの代表さんは自分でも言ってるとおり、
コワいイメージあったけど、なかなかいいかんじ。

先週の日曜は母、娘、私の3世代とで、君津でプチ観光。
明日の日曜は友人たちと、隅田川べりでのお花見。
今の自分にとって、こうした小市民的なくつろぎが至福のときです。

確かに電気、そんなにたくさんはいらないよね。

東北ビデオプロジェクト
http://www.peopletree.co.jp/special/tohoku/index.html