2011年12月31日土曜日

今年二度目の福島入り。その3

はっぴーあいらんど、会場内で橋本先生の健康相談を受けました。

今回のオーラソーマハートプロジェクト、初日はスタッフ5名で、来客対応で昼ごはんが食べられなかった人もいたというのに、ちょっと不謹慎な体験かもしれませんが。
アースデイちばのノリで、「スタッフもユルく楽しもうフェスティバル!」スピリットが働いたおかげです。
いや…。プロジェクトに参加した皆さんの大きな器のおかげです…。

自然医学放射線防護情報室を立ち上げたばかりだそうです。
http://blog.canpan.info/miharu1126/archive/24
「普通の病気も、放射線対策も結局は一緒なんだよね。」
と淡々とつぶやきながら、LET(ライフエネルギーテスト)開始。
どこか悪いという症状はないんです。すみません。
とことわりつつ、福島に来る前日から少し喉に違和感があり、今もずっと続いている。と伝えたところ、たしかに甲状腺にのみ、反応。
女性はのどぼとけがないから、こりこりした手ごたえはないのだけれど、固いらしい。
結果、ヘルペスウィルスではないか。
セシウムにも反応してる可能性もある。
という診断。
ウィルスについてはどうってことないそうです。
ヘルペスウィルスは皆持ってるから。
千葉に住んでたら、多少影響受けてるよね。
そういう意味では、変わらないんだよ。と。

こうして、ちゃんと測定して結果が出たことはとっても貴重な体験。
LETは一日講座参加すれば誰でも人にもできるようになるそうです。

身体に合う植物も調べてもらい、私はビワでした。
ビワの葉茶は一時期毎日飲んでたし、千葉は産地なので安く入手も手軽。
そういう、地産の薬草と、冷え対策。
薦められたのはそれだけです。

ちょうど帰りのバスでご一緒したMさんが鍼灸師なのも偶然なのか。
後で拝見したブログがとても興味深いのでシェアさせてもらいました。
ご本人いわく、「マニアック」だそうです。
私も全部理解できてるわけではありませんが(笑)
同じような喉の違和感を共有していたので。
ちなみにプロジェクトのリーダー役をしてくださった方も、同じように喉に違和感があったそうです。

http://blog.goo.ne.jp/pieria/e/686d789222c0c265e0514eb537983b27

見えなくても、こうして表れた放射線による反応の自覚と、共有体験。
自身の健康はもちろんですが、同じ時間を生きている若い人たち、
自分の子供たちへ、これからどうしていくのが良いのか。
むやみに恐れようと、避けようと、
皆に同じことが起きてるのなら、
やたらに恐れず、抗わず、
冷静に、できるだけのことをしていこうと思います。





今年二度目の福島入り。その2

初日のはっぴーあいらんどフェスは、13時スタート。
http://blog.canpan.info/happyisland/
会場の熱気が伝わる写真やレポ―トです。
ステージ裾で、宴舞を終えて涙ながらにここへ来れて良かったというコメントを聞いてると、こっちまでうるうるしてしまう。

ステージと出展会場は同じホール内なので、ところどころ大きな音響で話し声が聞こえにくくなるというのはありましたが、突きあたりを背にした部分をすべて使えるレイアウトで、ボトルを並べても充分なスペースがありました。
声が聞きとりにくいときは、会場を出たすぐのソファで続けましょう。
と言ってたのは、私たちだけではなかったようで、
かつてお世話になった銀河のほとりのブースで、代表の有馬さんに挨拶をしに行ったら、今日ははしもと治療院さんもいらしているとのこと!
これはラッキー。と思い、橋本先生を訪ねると、やはり健康診断するときは会場の外に出てますと。
せっかくなので予約をとってみることに。
橋本先生の著書は、以前このブログでも書きました。
http://isetorathethird.blogspot.com/2011/11/blog-post.html




スタートして一番先にいらしたのが、カメラを手にした男性でした。
今回は若い女性ばかりでなく、幅広い年齢の方がボトルに触れていかれたことが印象的で、特に小中学生のダンスチームなどが、好きなボトルを持ちかえっていく姿は嬉しかった。

「震災被害を受けた子供たちは、今年のクリスマスはどうやって過ごすのだろう?」
「その親たちは、どうやって子どもたちを楽しませるんだろう?」
迷いつつ参加表明したときのこの思いはちゃんと達成できたなあ。
と、見知らぬ子供たちに、地元の子供たちの姿を重ね合わせる瞬間がありました。

子供に限らず、「選んだボトルがご自身なんですよ。」と伝えると、それぞれ嬉しそうに瞳を輝かせてたり、うるうるだったり、握って離そうとしなかったり。と、大人の表情も、子供たち同様に無垢な瞬間がありました。

福島在住の方に、無料でボトルを配るのを目的で日本中、いや世界中から集められたボトルたち。
短時間ですが、充分にお役目を果たす姿を見ることができました。
これって何?水?というレベルから、こうした場所で初めてオーラソーマを知ることができた人は幸せです。

帰りのバスの時間から、あと30分くらいで会場を出ないと…。
と思ってた矢先、健康相談の順番が回ってきました。

放射線の影響も調べてもらいました。この先は、その3に続きます。






2011年12月24日土曜日

今年二度目の福島入り。その1



年末の道路状況により、高速バスは15分程度の遅れで、今年二回目の郡山駅着。
恐らく、復興へのプロジェクトではないかと思われる、駅前はイルミネーションで輝いていました。
忘年会シーズンでたくさんの人々で賑わい、活気づいた夜の街でした。

ボランティアイベント参加といえど、磐梯熱海は温泉地。
着いた宿は貸し切り風呂があり、さっそく満喫。
実際に、化粧水としても販売されているだけに、泉質のしっとり感はまさに化粧水のようでした。

結局、目覚めてから向かった大浴場も貸し切り同然。
この日の朝は、夜中からの強風で、山の何かが風に当たるのか、ががが!と激しい轟音。
木も屋根も吹き飛ばされそうな勢いで、こんなときの露天はどうか。
と思いつつもチャレンジすると、やっぱり温泉て素晴しい(笑)

そもそも、湯が流れるせせらぎの音と湯けむりだけでも充分癒やされますが、巻き起こる強風で様々な表情の湯気、風でさーっと落ちる雪、ぼんやり眺めるうちに、
「この世のすべては四大元素でできているってこれだあー。」
と思い、私の回りには、蒸気の天使と雪の天使と風の天使たちがいるってことだなあー。
などと考えてるとだんだん楽しく、気持よくなってきて、普通の人にとっては軽い湯あたりと思われる症状が(笑)




温まった身体で外に出ると、強風で諦めかけていた散歩プロジェクト?に挑戦したくなり、持参した全ての防寒グッズを身につけ、いざ。けやきの森と源泉神社へ。向かい風の中、徒歩約15分。

地図で調べたけやきの森周辺は、川を越えて山あいの景色のみ。
コースに入ると延々、上り坂。すでにうっすらと雪が積もっている山里の道。
頭からすっぽりフードをかぶり、だんだんと息が切れてはあはあしてると、
「忍びの者か…。時代劇かよっ」
と一人突っ込みしたくなってくる。止める人がいないので、ずんずん進んでは息が切れて休み。を景色を眺めながら繰り返す。


見ての通り、保護林のけやきの森とはいえ、ただの冬木立ちでした。

下りはあっという間。

源泉神社に着くも、ここは日が差しておらず階段が凍結している。しかも上がってみたらお稲荷さんだったので、いたずらしないでね~。と心で祈りながら合掌、即退散。


散策コースを出たところにちょうど足湯があり、これまた誰もいないところで一瞬の極楽タイム。
轟音とともに荒れ狂う強風で、徒歩の人はぱらぱら。道行くドライバーから見てて、私の姿はどう映ったのか?

あれ、そしてボランティアはどうなったの?
と言いたいところですが、ちゃんとこの後、イベント会場に11時入りしました。

長くなったのでこれにて。次回に続きます。

2011年12月15日木曜日

リムスキー・コルサコフのシェへラザード

http://www.youtube.com/watch?v=NZKlFcjHBZY&feature=related

好きな音楽を楽しむ日々が復活したのはまだここ数年で、おかげさまでウェラーフィ―バ―再燃後に復活したけれども、311にちょっと変わってしまった。
それがどう変わったのか。うまく言葉にして伝えられない。基本的には何も変わらないのだし。


でも、クラシックを聴く習慣ができたのが、311以前には全くなかったこと。
新品中古CDを買いあさり、レンタルショップに通うことがずっと続いていたから、今年はCD買う機会がぐっと減るだろう。と思ってたけど、後半からはちびちび買ってた。
ちょっと振り返ってみると、ざっとではありますがフーやドアーズ、コステロ、ギャラガ―兄弟、ローゼスなど。特に路線が変わった風でもなく。ずっと気になってたライ・クーダーのブエナビスタソシアルクラブなんてのもある。

しかし、クラシックCDを買ったのは我が人生初。
FMで聴いたこれが忘れられない。作曲者の「リムスキー・コルサコフ」という言霊が気になって仕方ない。
そしたら、11CDで2253円というのを見つけて即購入。円高差益なのでしょうか?
「French and Russian Music 」Sergei Celibidache


これを聴いてたら、クラシックギターやってた息子が、「これはアラビアンナイトだからね。」と教えてくれた。
そうか~。だから航海のイメージがあるんだ~。ふむふむ。
しかし、実際どんな物語だったか。もちろんちゃんと読んだことない。記憶にあるのは、小学校でやった学芸会がアラビアン・ナイトで、その頃よくTV放映で手塚治虫のアニメ映画「千夜一夜物語」をやってたな~ということだけ。手塚マンガが大好きだったから、一生懸命見たけどなんか、大人向けのアニメでエロい場面が連発なので、スト―リーなど覚えてない(笑)
ちょっと調べたら、妻の不貞で人間不信の王が、処女を招いては殺し続け、3000人めに選ばれた姫が毎夜語った物語だそうな。このおかげで姫は殺されずにすみ、王と3人の子をもうけたとか。
ふと頭に浮かんだのは、「百万回生きたねこ」の絵本であり、またこれは新しい建国のありかたを象徴しているのかな~とも。

ともかく、お時間ある方はyoutubeでどうぞ。第1~4楽章フル演奏、およそ一時間です。

ちょうど、ログ展の準備から終了まで、ずっとこの「シェへラザード」ばかり聴いていました。

2011年12月11日日曜日

ボックスセット


「アート三重奏」参加による体験と様々な思いは言葉に尽くせないだらけ。

遅くなりましたが、主催者他スタッフの皆さん、講師の方々、ご一緒した生徒の皆さん、駆けつけてくれた、もしくは駆けつけたかったと意志表明してくださった皆さん、全てに感謝です。

展覧会の会期中、またその後の忙しさもあって、いまだ整理しきれていない感覚です。
整理整頓がこの場でできますよう。ちょっとづつやっていこうかと思いますが。

ひとまず、本展が意外に面白かったので、ご紹介。
「瀧口修造とマルセル・デュシャン」
まず思いのほかボリューム満点。
「実験工房の作家たち」
こっちも見たから余計なのですが。でも見るなら両方見るのがおススメ。

瀧口との偶然の出会いから、死後もなお一生の友となる過程まで、ぐぐっと引き寄せられました。
勝手に受けた印象ですが、ゲージュツ家の中でもわりと彼らは地に足がついてる?
というか、食うためのバランス感覚がいいというか、そのためかある意味、芸術活動に没頭せず、評論や執筆、デザイン業に傾いても一時代築いてるし。
純粋なアートも、産業としてのアートもそつなく表現できる、淡々として器用なところが、逆にものすごく痛々しいのでした。
この痛々しさが、二人の引き寄せの法則になったのかも。というか。

デュシャンのコレクション的な、色んなボックスセットが、存命また没後も次々と紹介されていて、これを見るのがなんだかすごく面白かった。ある種の快感。
これ、並べるとちょっと似てないでしょうか?


左がデュシャンの「トランクの中の箱(特装版)」。
右がThe Whoの「QUADOROPHENIA スーパーデラックスエディション ボックスセット」

未完の「大ガラス」を模倣したプロジェクト「大ガラス、東京バージョン」の制作風景も面白かった。

興味のある方はぜひ。
あ、こうして紹介するくらいなので、右はもち買いました。

昨夜は見事、惜しげもなく姿を見せてくれましたねー。
けっこう酔っぱらってたので、「お醤油で焼いたおせんべいみたいー」
と叫んでしまいましたけど。