2011年11月12日土曜日

「手当の茶の間」に一票。

以前、アースデイちば参加の際に、相馬市震災孤児及び被災者奨学資金義援金に寄付と書きましたが、送り先を変更することにしました。

もちろん、この送付先についてはなにも問題がないとして、当時は選んだわけですが、その後の義援金という形の寄付金の流れに対する不安感(本当に、私たちが納得できるような寄付報告がなされるのか?速やかに被災地もしくは被災者に使われているのか?どのように使われているのか?)が強く、そうした本来の思いから逸れ始める自分の気持を抑えてしまうのはいかがなものか?

そうした感覚が、何カ月も続くため、ずっと保留中だった送り先。
代表者の顔が多少なり見えるところ
使われる意図がある程度見えるところ
少額な寄付金が、それなりに細やかな部分で使われるであろうと想像できるところ
という判断のもとで変更となりました。

実際、少額であるからこそ難しいということでもあるのですが。

http://plaza.rakuten.co.jp/ginganohotori/diary/201110250001/
「手当の茶の間」という活動をしているのは、はしもと治療室さんと、須賀川でお世話になった銀河のほとりさん。

「自然治癒力を高める快療法」橋本俊彦・橋本雅子

はしもと治療室さんの他の本はまだ読んでないのですが。
この本は、2011.3.10に、再編集されて発行されています。
そして今、放射線の健康被害から身体を守るための活動をされているのは、驚くべきタイミングです。

以前は健康産業で働き、美容や健康情報を得る意味多少勉強してきた経験から、自然療法や民間療法なども関心はありますが、医学的な視点と、スピリチュアルな観点が混同されず、なおかつわかりやすく熱意が感じられ、その上押しつけがましくなく、読み手の自立心を尊重する本というのはなかなか厳選されると思いますが、そうした条件を満たす内容だと思います。

まず響いたのが「身土不ニ」「一物全体」など、マクロビオティックというしゃれた横文字に隠れてしまいがちな、古来の言葉。
健康ブームの裏側に潜む過剰摂取にも、「引き算健康法」という排毒のしかたを示しており、こうした体内の排泄機能を正常化させる治療が、放射線被害の不安と長期間向き合うことを強いられる全ての人の参考になり、すでに3.11以降の活動は進められているとのこと。

これで、なんとか年内に納められてちょっとほっとした。
まだまだ、これからですが。


2 件のコメント:

  1. 「ちゃんと顔が見えるところに」、うむ、大事なことだとおもいます。
    じぶんも(なけなしのところから)いくつか寄付したのですが、日赤には絶対に寄付しなかった。そういえば、いっこは、個人で被災地に取り残された犬、猫ほか動物たちをボランティアで保護してまわっている人に気持ち寄付したこともありました。(猫旦那としてはやはり犬猫大事) 3.11後、たぶん何千億円という巨額の義援金が集まったはずなのに、これだけ復興が遅れている現状を見ると、なんとも、腹立たしい気もする、、、 まあ、とても難しい問題ではありますが、、、

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  2. 猫旦那さん

    難しいことなんですが、どういうアクションであれ、それがどう受け取られるかとか、正しいとか間違ってるとか考える場合ではなく、ともかく行動しないことには、何も感じてないのと等しいのでは?
    という、落ち着きのなさは未だに心の中で続いているような気がします。3.11で、私たちは変わってしまいましたね。でもこの焦燥感を和らげるようなことも、違うと思って、今はそのままにしています。

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