2011年1月1日土曜日

2011のお正月

今年の幕開け、除夜の鐘をつきに行きました。

誘ってくれた友人は、毎年子供たちと一緒に、父の眠るおひざ元のお寺で鐘の音を聴き、新年を迎えていたといい、お互いに親離れ・子離れの進んだ同志。よって今回は、女二人の「煩悩打ち消しツアー」なのでした。私は無宗教の両親に育てられ、こうした機会に恵まれずに今回が初体験。23時半頃、友人の車で、ガラガラの道を走ることおよそ2㎞。


もちろん、集まった人たちは壇家やご近所の方々なのでしょうけど、どことなく、タイムスリップの気分。こういうのって、ずっと続けてきたんだなあ。と、身体のどこかで呟く声が。寒さをこらえて、静かに鐘つきの列の並ぶ間に思ったり。しばらくは僧侶が付き添っていたけれど、途中退席してからは、その場にいる同志で、鐘の音が鎮まるのを待って「どうぞー」と声を掛け合いながらの順番待ち。いよいよ自分の番。力加減も、タイミングも、見よう見まねで、いち、にのさん。で、一突き。
「やさしい音だねー」「そのくらいがいいねー」と、見知らぬ方からの暖かい称賛の声をいただきました(笑)


はい。ご指摘のとおり、腕力弱しです。でも、ちゃんと鐘は優しく響く、深い音を奏でてくれました。焚火を囲んで、甘酒をいただいてる時も、「おしとやかだったね」と追い打ち。次はもっと腰入れてがんばります。次回があればですが。果たして煩悩は消えたのだろうか。

世の中の年末年始モードが感じられないうえに、職場が31日も営業で、お正月を迎えるための準備がなにもできずにいたのですが、30日ぎりぎりになってやっと、黒豆と栗きんとんくらい作ろう。という気になり、母の煮しめを手伝い、毎度のことでお客様でもおもてなしするかの勢いの量。しかし子供たちが大きくなり、また母も高齢になり、この行事もいつまで続くかわからないので、準備中の記念写真を撮ることにしました。



普段はやれないぶん、このときは出汁とりや前日からの下ごしらえからちゃんとやれば、シンプルな料理もおいしくたくさん食べれるし、いわゆるスローフードを楽しむことができます。このときしか出回らない、八つ頭やくわい、京人参などを買っても、既製品よりお金はかからないだろうし。

ともあれ、今年も我が家に、お正月さんが無事訪ねてくれて感謝。

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