2011年6月15日水曜日

ヨガにまつわるエピソード1


今年5月から、1年半ぶりにヨガ通いを復活させてます。
そのプラーナ・ヨガ・セッションルームでヨガを教えてくれるYさんのお父様の訃報があり、お通夜に行ってきました。

そもそも休んでいたのは受験生だった娘の塾通いのおかげで、幼稚園通いみたいな日々からようやく解放された時期と、一年間休止していたセッションルームの開始がちょうど同じ時期にあたり、以前から幾度もシンクロしていたYさんとそのご家族との関係は、我ながら興味深いものがあったのでした。

ヨガとの出会いも、Yさんのお母様の存在がきっかけでした。
ふらりと玄関先に現れる私を、いつも明るい表情で優しく出迎えてくれて、ともかく引き出しだらけの会話が楽しくて、いつしか、旅先の写真などを見せていただく仲になり、その場にたまたま居合わせたお父様とお会いしたこともありました。

お父様は河川と船の研究の第一人者で、出版や講演活動もしていて、そのことを母に話したら「実は私は隠れ川マニア」などと、驚くような発言をするので、ご自身の著書を母にプレゼントしてくれたこともありました。

今回の葬儀では、そのお父様の旅立ちを、尼僧修行から戻って間もないYさんがお手伝いしていました。

葬儀が始まってすでに一時間が過ぎてからの弔問で、お経の最中には行けなかったのですが、Yさんの師匠である千倉の能蔵院のご住職が、説法をしているところでした。最後にご住職が「今回は娘としてではなく、僧侶として、お父様を送ってあげなさいと言いました。」と話す口元が、微かにふるえて、涙をこらえるようにしていたのを察して、こらえきれずに泣きました。

父と娘、またはどのような関係であれ、人はその家系に生まれたときから、あるべき使命のようなものを授かるのかなと、おぼろげにしみじみ感じた日でありました。





3 件のコメント:

  1. 猫旦那さん

    そう。言葉にならないけど、深ーい感慨のある出来事でした。尼僧として式に参加するのは前からわかっていたし、父も娘も、もうずっと前から覚悟してたんだと思うと、もう考えただけで胸がいっぱいで、行く前から泣いてました。

    余談ですが、用賀という地名の由来がYOGAから来てるって知ってました?どうやらそうらしいですよ。

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  2. すごい遅ればせながらw

    > 用賀という地名の由来がYOGAから来てる
    えー!ほんとですか! まったく知りませんでした。ちなみに、Wii Fit Plus というゲームみたいので、さいきんよくヨガやってるんですよ!w(恥) さいきんどうも自律神経がいまひとつなので、これがなかなかよくて。

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