2012年3月21日水曜日

あなたの孫にも引き継ぐもの


学生の頃には、教師に殴られた。
海軍で兵役中には、上司に殴られた。

ずっと日本は負けるって思ってたからね。

マラリアで死にかけて、敗戦後帰還した父が、
60年後の日本を見たらどう思う?

子供時代に、ピンクレディーが踊ろうと、
西條秀樹が叫ぼうと、おかまいなしにTVの音を消して、
毎晩のように、太平洋戦争、バリクパパン島での記憶を語る。
それを耳にした娘が私です。

戦争体験のない私も、
帝国主義だった頃の日本が怖いです。
だって、もうまぼろしだと思ってたのに、
まだ残ってるみたいなんだもん。

季節柄、
思い出しては父に助けを呼んでます。
それは、思ったほど辛くなく、
どこか、暖かく感じるのが救いです。

http://tanakayu.blogspot.jp/

2 件のコメント:

  1. そんなおとうさんだったんですね〜
    戦後50年を過ぎたころから、日本はまた戦前のようになってきた、と言ってる人がいました。

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    1. 父はもう15年くらい前に亡くなったんですけど、亡くなる直前に、

      「戦前の日本にすごくよく似てきた。君たちはかわいそうだけど、覚悟したほうがいい。」

      と語っていました。
      それで、こういう世の中になると、ねえ。

      父の亡霊に怯える毎日です。

      って、誰かに言ったら、

      「シェイクスピアの戯曲みたいに、お父さんどんどん活躍してもらったらいいのよ~!」

      と言われました(笑)

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