2012年8月27日月曜日

やっと、短いオフ。



行ってきました。
Slow Music Slow Live 2012@池上本門寺。
ほぼソールドアウト状態だったのが、26日は機材スペースに座席が追加になり、
ステージに向かって左端の前から4番目という、ラッキーなロケーション。
いいな、全席座席指定のフェス!当日は立ち見もいたようですが。

国内アーティストのみの出演のフェスは初めて。
ただ田島さんの生歌と生リゾネーターギター聴きたさに、駆け込み。

東急線が懐かしくて乗りたかったんだけど、
今回は効率のよい都営浅草線利用で、西馬込で下車。
泉岳寺からの路線は、高校で時々使ってたので、
それも懐かしかった。

本門寺には、裏から入る感じで、
そのまま境内をゆっくり抜けて、
とりあえず本日の密かな目的地に向かう。


 東急線沿線に住んでいた子供時代、
この場所には親によく連れてきてもらっていた、らしい。

緑が豊かで、ゆったりした時間が流れる、
穏やかで平和なスペース。

会場入り口では蝉の大合唱に混じり、音楽が流れ、
お香に入り混じって、エッセンシャルオイルの香りがする。粋な演出。

設営の雰囲気は、ちょっと見、フジロック風。
ふ~む、テンション上がるなあと思いながら素通り。
正門の下、長い階段を下って、橋を渡る。













定番の葛餅屋さん。
駅前の店は、創業が江戸時代からだそう。
手前の相模屋さんの、閉店間際で一服。

テーブルの木は、秋田杉。

目的達成。




大トリがオリジナルラヴのアコースティックセット。
開始まで、まだ2時間ある。


 会場内をうろつきながら、
ビールと、つまみがオリーブオイルとドライトマトのピクルス。

この夏は、仕事ばっかりしていて休みも少なく、
ここでやっと、オフ!

フジロックで言えば、フイールドオブヘブンくらいのスペースかな?もう少し小さい?
浴衣姿もちらほら。
子供連れもいる。
ゆったりシートという、ペア席で丸テーブルつきの席もたくさんある。

















ライトアップされた五重塔を撮る人が多いので、試しにとテント前で撮ってみると、
どれもオーブだらけ。

会場全体も…。
とっても、居心地のよい場所だから?

オリジナルラヴの前が、「もらい泣き」の歌姫、 一青 窈。

ほんとにもらい泣きしました(笑)すごいな。
このステージが終わってからは、一枚目の写真のように、オーブは消えた。




田島さんのステージセットになると、空気はカラッ!と一変。
ウッドベース、アコースティックギター、リゾネーターギターのアンサンブル。
途中、田島さんは何度かアコースティックギターに持ち替えてた。

初めて見た田島さんは、とても背が高くて手足が長ーい。
しかも、スリムで誰かが「痩せたよね~」とつぶやいてた。
続けているジョギングの影響なのかな。

「朝日のあたる道」最新アレンジで始まる。
なんてカントリー&ウェスタンな…。

よく知られた曲たちは、若者がお金たくさん持ってた時代で、
ばりばりのドライブデートの代名詞みたいで、その青臭さで気恥かしさもあるけど、
若い時に、いい曲をたくさん作ってる。
こうして何度もアレンジを加えて、色あせないのはすごいと思う。

ウッドベースがあったからか、
昭和歌謡タンゴ&ブルース?な「夜とアドリブ」を聴けたのは貴重な体験。
でも思ったより淡々としてんだけど。古参のファンの皆さん、
最近のアルバムもちゃんと聴いてんのかいな。
こんな凝った曲やってくれてんのに。「築地オーライ」とか。

新参者の私も、一曲のみを残してみな知ってる曲でした。
その知らない曲がとってもよかったので、早くセトリが知りたいな。

このセット、というかライブ見るのこれが初めてだけど、
彼の新境地であるリゾネーターギターが、すごく新鮮だった。
ブルースのライブを見たことがない私は、たぶんこの音色を初めて生で聴いたと思う。

この「新鮮」というのは、ある意味、「古臭い」のだ。
ポップスやってる彼が、こよなくルーツミュージックを愛するのが、
心地よく音作りに現れるのか。
彼のヴォーカルと演奏がなければ、たちまち昭和のコミックバンドすれすれな、
その感じが、たまらない。

彼のブログによれば、
「サン・レコード時代のE・プレスリー・バンドをちょっと意識している」んだそうな。

聴きかじりだしたばかりのくせに悪いが、
実は、国内ポップスしか聴かないファンは、
はたしてどこまで彼の世界を理解し堪能してるんだろう。
と、ちょっと思った。
安易に往年のヒットパレードライブばかり求める人ばかりでないことを祈る。

音楽キャリアの長い彼が、公式のライブアルバムをつい最近出し、
それもオリジナルラブではなくソロ名義で、ということは、
なんらかの意味があると思う。

ともかく、いい夜、いいライブでした!





















8 件のコメント:

  1. マカロンうさぎ2012年8月27日 15:20

    素敵なライブで夏休み、良いですね(^.^)
    私もエステで、リフレッシュしました。

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    1. マカロンさん

      ありがとう。エステに一張羅のミセス・ロビンソン・ドレスでまるで恋人に会うかのような用意周到ぶり(笑)
      初めてのステージ姿が、至近距離で見れてラッキー。照明が暗めで表情をしっかりつかむことはできませんでしたけど、大満足で、きっと私の女性ホルモンは順調に出たことでしょう(笑)
      マカロンさんも、リフレッシュできてよかったですね!

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  2. よいオフを過ごされたようで、何よりです。
    池上にも、葛餅の有名なお店があるんですね。
    私は、川崎大師に行くと時々買ったりします。
    この季節にはピッタリのデザートです。食べたくなっちゃった。
    田島氏のソロツアーも観れるといいですね。

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    1. rizさん

      どうも!登録までいただき感謝です!
      いや~、とうとう見てきました。生の田島さんえがったです。ソロツアー、お誘いしようかと思ってたんですが…。それはまた改めて、と。
      川崎大師は有名ですが、池上も隠れたスポットですね。お土産に買った分もあっという間に消化です。どしどし召し上がれ~。たぶんヘルシーだし。お酒飲んだ後とか(笑)

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  3. くずもちおいしそう。
    池上本文寺は、たまにおもしろいイベントやってるみたいですね。
    オフ、満喫できてよかったですね〜(ああ、じぶんも(純粋な)オフが欲しいっ!)
    オリジナル・ラヴとか田島貴男、こんど機会があれば聴いてみようかな、、 さいきん、邦楽もいろいろと聴かなきゃなあ、と思ってるところなので。リゾネーターギター! あの鉄板がくっついてやつ、、、なんかスライドギターっぽいブルーズないい音が鳴りますよね〜。よくドブロともいいますよね、、 シブイな。

    > rizさん
    こんなところでなんですが、あの邦楽コンピ、すごくいいですねー。

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    1. 猫旦那さん

      持ってるのは、実は最新アルバム2枚だけですが、ituneにはいっぱいあるので、いつでもお貸ししますよ~。まだまだ聴いてないアルバムがたくさん。この人に限っては追っていたいかな。
      FB登録してるので、垣間見る限りでは、昔のヒット曲に過去の思い出を重ね合わせてるようなファンもいるし、かなり音楽&楽器マニアなタイプと、男女問わず様々な層を持ってるように思えます。前者のタイプとは一生友だちになれそうにありませんが(笑)
      リゾネーターギターなんて、田島さんがはまらなかったら名前を知ることもなかったかと。どうやらこのギター、彼のマイブームらしいです。
      ところで、ホンマにクラフトワークは再来するんでしょうかね?

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  4. カンムリペンギン2012年8月28日 10:25

    邦楽はホント弱いのでオリジナル・ラブとか田島さんとか、昔のヒット曲というモノさえも全然知らないのです(汗)、暫しお仕事から解放された気分でステキな夜を心ゆくまで過ごされた様子、なによりです(^.^)
    もみくちゃで盛り上がるのも楽しいけど、暑い時期で疲れた体のオトナには座席指定というのはゆっくりと楽しめてありがたいですね。
    池上本門寺というのも全然縁が無かった場所ですが、なかなか広々とした様子でライヴ無しで訪れても癒されそう。

    くず餅、関西には無い食べ物なのでこちらも無縁に近いのですが(東京駅の売店で買ったことあるのですがかなりキビシー感じの味という印象で、母と「うーん、関西人には難易度高し。」と言いながら食べたのですが、その後母が東京のお友達とどこかのお店で食べて「前に食べたのと全然違う感じで美味しかった。」と言ってたので、私もリトライしてみたいと思いつつ、早十数年(^_^;))関東の方は皆さんお好きなようですね。


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    1. カンムリペンギンさん

      そうですか!葛餅は関東独特の和菓子なんですね~。
      京都の葛でできた上品なものとは、比べ物にならないあの風貌も、そそる感じじゃあないですよね。私はどちらかというと、和洋問わず素朴すぎるくらいのお菓子が好きです。関西ではそばぼうろが大好き。

      私も、ぜ~んぜん邦楽苦手ですよ。(つーか洋楽もすごい偏ってるし。)
      唯一、もし人に聞かれたら国内ではこの人。というのを追求してたら、あれよあれとはまってしまいました。でも洋楽並みですよ、彼の知名度って。最近思い知りました(笑)後にも先にも、この人だけだろな。国内でライブに行くほどはまるの。
      ジャンル、スタイルにこだわらず、根底にはソウル!って意気込みが若いときから変わらん感じ、どことなく御大ぽいのがはまる理由かも…。どちらも男性的で、カラッ!としてるのもいい。いつでも普及活動しますよ~(笑)

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