2010年7月12日月曜日

オーラソーマと私

以下は一年前に書いたものです。近々続編ということで。

オーラソーマと出会うことによって、一言で言えば、「自分らしい生きかた探しの旅」が始まりました。

今にして思えば、生まれてからの葛藤・苦悩の体験のおかげで、旅立つ船の船着場に辿り着いたようなものなのかもしれません。

産まれたばかりの無垢な存在から成長するに従い、社会との関わりが始まり、他者にどうこう判断されるようになってから長いこと、自分の感覚や直感を大切にすることができなくなっていきました。「気のせい・気の迷い・弱気…」などのキーワードを恐れ、感情にフォーカスすることを必要以上に恐れ、見ないようにしてきました。
その結果、どんな収穫物が得られたのでしょうか。明るい未来を手に入れたいがために、自分の感覚を押し殺し、我慢してきたけれど、思ったようにいかないことのほうが多いし、さらに我慢を強いることの繰り返し、その積み重ねは、重圧に耐えながら一生を終えていくような閉塞感を生みだしていきました。

そうするうちに、目に飛び込んできた、美しいボトルたち。しかし初対面のときに、まさかこれほど膨大な、鍵となるエッセンスがこのボトルたちにつまっているとは想像もしませんでした。ボトルの探究が進むにつれ、長いこと使っていなかった筋肉や神経を使うような気分になりました。自分はこれほどに悲しくて、窮屈でいたのに、認められずにいたのか。他者からではなく、自分自身からです。そのことに気づくのは、まるで映画マトリックスの主人公が、仮想現実の真実を知る時のように、ショッキングでもありました。しかも内面で起きていることですから、外見が変わるように人に気づかれることもない。静かに、音も立てず、自分の内部で大工事が行われているような感覚でした。

私が初めて魅せられたボトルは、B3ブルー/グリーンの、ハートボトルでした。このボトルに導かれて、オーラソーマの世界にやってきました。何も知らない私は、なぜか上層ブルー/下層グリーンの組み合わせにこだわっていました。このボトルを見ていると、海と森の美しい風景が目に浮かび、郷愁のような、自然の中で深呼吸をしてリフレッシュしている気分がありました。人生の中で、新たなる決意を持ってチャレンジするべき時にいた私を、まさにハートのコミュニケーションの力でサポートしてくれました。一気に何百人もの新たな出会いを強いられていた私が、素直な思いを言葉で伝えることができたのを、今も覚えています。エメラルドグリーンから始まったカラーとハートの関係性は、レッド、オリーブ、ペールブルー、マジェンタ、ペールヴァイオレット、ピンク…などと変化しながら、そのつど色と感情、肉体レベルの関係性だったり、自分の役割などを気づかせるためのサインだったりと、驚きの連続です。

106本のボトルは、私たちに今ここに必要なメッセージを届けてくれます。でも、ボトルは私たちにいい悪いの判断を手放すことも同時に伝えてくれます。あるがままを受け入れて、自分の中にあるギフト(才能)を見出すサポートをしてくれる。ただそれだけです。その先をどう解釈するかは、自分自身なのです。だから時として、色のメッセージにすでに気づいている自分を見つける時もあるし、全く思いもよらない答えに驚くときもあります。でも、答えはボトルが持っているのではなくて、全ては自分の中にある答えなのです。そこで芽生えた感情に従うかそうでないかは、自分自身が決めることです。

そこが一般的な占いや風水とは大きく違うところです。あなたの運命はこうです、とか、この場所にはこの色がいい。とかは、いつでも自分自身が一番知っていることでもある。と同時に、人から与えられた真実が、本当に自分にとっての真実とは限らない。というのが、私の独自の持論でもあります。オーラソーマのユニークなところと、そんな私の思いとはつながりがあります。

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