2010年8月1日日曜日

わたしの好きな先生



あきらかな夏バテ、という症状ではないけれど、なんだか身体の中に滞ってる感じがあるような、うまくエネルギーが使われてないような、そんな感じがあったので、10日くらい前からクイントエッセンスを変えてみました。The Christ(キリスト)という、えらくインパクトのある名前がついたエッセンスですが、香りも色も、どことなく赤ワインのようで、いつもこれを使うとイエスの「パンと葡萄酒のみ」という言葉を思い出してしまいます。

同じ名を持つイクイリブリアムボトルの色もクリアー/レッドだし、「ギフトでもある自分自身のエネルギーが正しく使われますように。」というアファメーションが思い浮かび、もちろん自分の夏バテを予防する意味もありますが、自分以外の世界中の夏バテにも効果が上がるといいな。という、いかにもThe Christ(キリスト)ぽい心持ちになります。

熱中症の危険が毎日のようにニュースや天気予報で取り上げられてますが、実際、夏バテはどこにも表れてるようで、うちの玄関前に植えてあった、インパチェンスなどのハンギングの植物たちも今年はうまく育ちません。大体が非常に西日の強い場所なので、常に丈夫な品種しか選べずにいたけれど、今まではまめに水をやらずにぐったりしてもまた水やりを続ければある程度回復して、秋口までなんとか楽しめてたのに、今年は早々と枯れてしまったり、きれいに咲いてたのにキノコが生えてしまい、めっきり元気をなくしてしまったり。植えた本人もあまり元気がないので、世話が間に合わず結局新しい苗を買ってきてしまいました。思えばこの極端な気候は、昨年の冬から始まっていて、冬場の冷え込みと、寒い春が長くて、パンジーやビオラが咲き誇る時期を見ずに終わってました。冷えたり暑すぎたり、雨も激しく降ったり(幸い私の住む場所は今のところ、雨の被害がないのですが)、植物も極端な天気に翻弄されてる感じです。

こんな世界的にも起きてる異常気象を、うまく言葉にしてるかも。と思ったのが、龍村 仁監督の言葉でした。「今の地球は、肺炎にかかってるような状態に思える。高熱が続いて、激しい咳や汗がでたり、を繰り返してるみたい」記憶が飛んでるので、正確さに欠けるかもしれませんが。「地球交響曲ー第7番」という映画を友人の勧めで観に行き、その講演会の中で、そんなふうなことをおっしゃってたと思います。この映画の観点をご存じの方は、こういう一見、非科学的な言葉も抵抗がないかと思いますが、まあ、根拠もなく非科学的。と受け取られても仕方がない部分でもあります。が地球がひとつの生命体というふうに考えれば、納得できないこともないように思います。

先日、昨年亡くなった忌野清志郎さんの特集をNHK-BSで放送していて、「ぼくの好きな先生」、本人が描いた絵、ゴッホについてなど、Rockの側面と合わせさまざまな絵に関するエピソードがありました。彼がRCサクセションで成功してるときは特にファンではなかったし、もちろん好きか嫌いかといえば、好きでしたが、ゴッホに象徴されるように、どうもあの当時の、色んな意味で原色ギラギラな感じが苦手でした。RCが解散して、彼が人の親になって、ドラマで自然体な演技をしてるあたりから、いいなと思って、あっという間にこの世を去ってしまって、残念だと思います。そして、繊細な少年時代の中で、出会った美術の先生、感受性豊かな時代に出会ったRockがその後の人生観を変えてくところは、痛いなあと思いつつ共感します。

自分にはああいった、よく理解してくれる美術の先生って、いたかなあ?と思ってたら、小学校の時に、一人、若い女性の図工専攻の先生がいたことを思い出しました。あまりに自分が小さかったので、正直記憶がかなり曖昧ですが、絵が好きだった私をずいぶん可愛がってくれてたみたいでした。あるとき、寝不足が続いて体育館の朝礼中に気分が悪くなって、保健室で休んでいたら、その美術の先生が申し訳なさそうに私の様子を診にきてくれたのですが、どうも、体育館で倒れた理由を「図工の課題を夜遅くまでやっていて、具合が悪くなった」と、私が担任に口走ったんだかで、責任を感じて青くなって飛んできてくれたらしい、と後で知り、単に不摂生だった私は、罪悪感に苛まれるのでした。

今にして思えば、あの優しい先生の姿が無意識の中で生き続けていたのかもしれません。

4 件のコメント:

  1. カンムリペンギン2010年8月2日 22:46

    今年は梅雨明け早々から8月中旬のような暑さが続いて、ぐったりしてしまいますよね。腕もアセモで痛痒いです(>_<)
    私は大学生の頃、RCサクセションけっこう好きでよく聞きました。当時、清志郎と坂本龍一が「いけないルージュマジック」でコラボしてたので、教授ファンの友達と清郎ファンだった私とで、キャーキャーとけっこう盛り上がりました。桃瑚さんにお借りしたフジロック09のDVDに入ってた2日目トリ前の清志郎追悼ライヴで、久々にチャボ(RCのギタリストだった仲井戸麗市)の姿を見て当時を思い出して、すっごい懐かしい気持ちになりました。

    私は大学の講師でお世話になった先生(どっちかっていうと一緒に飲みに行ったり、遊び仲間に近かったけど(^^ゞ)はいましたが小、中、高校で特別な思い出がある先生っていないですねぇ。
    繊細な清志郎少年や桃瑚さんと違って「コイツは鈍そうだからほっといても大丈夫グループだな」と仕分けされたのではないかと・・・・^_^;

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  2. カンムリペンギンさん

    コメントありがとうございます。立ち上げた本人がまだうまく管理できず、もたもたしていて申し訳ないです。私も子供のような体質(もちろん、身体だけではありませんがー。)で、すぐあせもができるので、さらに通り越して、左腕がとびひのようになってます。肉体労働は卒業したつもりだったのに、毎日汗まみれですね…。

    清志郎&教授のコラボ、なつかしーですねー。やはり私の周りでも人気がありました。デビシル&教授もあの時代ですしね。あの頃のチャボ、カッコ良かったですよねー。

    幼いころの思い出は、ずっと忘れたのに、ふっと湧いてくることがあります。我が感情を、暖かい気持で迎え入れることができれば、ちょっとした退行療法のようでもあり、セルフヒーリング効果もあるんじゃないかと思います。

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  3. なみき@Heaven2010年8月5日 7:23

    素敵なブログになりそうですね♪
    わたしは、小学校2年3年と2年間担任だった音大卒の先生に、すごく可愛がってもらった思いでがあります。音楽も、今思えば、質の高い歌や曲を、歌ったり、合奏したりしたなぁ~と。6年までは、この先生が音楽だけは担当していました。だからって、あんまり職業には結びつかなかったけど、何が素敵かというセンスみたいなものは、あの先生に育ててもらったのもかって思います。
    小学生~中学生って、多感期なんですね。わたしも、改めて、子どもたちに、良いものを選んであげたいって思います。

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  4. なみき@Heavenさん

    ありがとうございます。今にして思えば、何か波長があったのでしょうね。私も大人になってから、自分が面倒を見る側に立って、そういうことがあるような気がします。なみきさんには、その音大卒の先生と、成長した自分の姿と、どこか似通ったところが感じられるのでは?なんて。
    なみきさんの愛情が、お子さんたちに伝わって、いつか感性豊かな大人に成長すると良いですね。

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