2013年4月6日土曜日

大桜参り



一本の桜の大樹と向き合ったら、
その後、なんだかいろんなことを考えてしまう。

「吉高の大桜」
樹齢300年越えの孤高の山桜。







友人に教えてもらって、ここに来れてよかった。感謝。
公園駐車場から歩いて約30分ということもあり、お花見というよりも、参拝という気分だった。
そのくらい、荘厳でもあったということかな。

300年という樹齢から、
人が暮らす時間についても考えることが多くなった。
うちらの人生、せいぜいが数十年の苦行。
と言われてるようにも思えたり…。

仕事を辞めてからのここ数日、
どこにどう力を入れて、身体を動かしてるかなどに注目して過ごすようになり、
毎日、どこをどう動かし、どう痛みがあるかないか、
ちいさな観察をするくせをつけている。
おかげさまで時間は、たくさんある。

整形外科のプログラムによるエクササイズや、
再開したヨガ、交通費節約のためのウォーキング、自転車など、
自分の身体、路傍の花や草木、狭い小道。
ぼんやりしながらも、なんとなく見続けてる。

ヨガインストラクターの芳蓮さんの言葉に、
「人は自分の為だけには力がでないものです。」
というのがあり、そういう気持ちでしばらくいたいと思った。
http://www7b.biglobe.ne.jp/~lotusprana/

震災以降、価値観の揺さぶりを受けた人は多いと思うけど、
私もそのうちのひとり。
さらにもろもろの思いが重なりあい、
ぶっちゃけ、お役御免を望むような思いに何度も襲われている。

ところがなんのきっかけか、
介護職にご縁ができた。

TVでも、新聞でも、深刻な介護人材不足について報道しているし、
会う人は親身になって、今後の身体を気遣ってくれる。
先々の不安がゆえに、あれこれと動き悩む日々。

記憶力も筋力も低下しているところに、
誰かのため、という思いが加わって、できる限りのことをする、
ということが、自分の身体や心を労わることにつながるならば。
ここしばらくは、そんな気持ちでいたいと思う。









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